「葬送のフリーレン」観終わりました
アニメ「葬送のフリーレン」の感想です。
ネタバレがあると思います。注意です。
あっさりめな戦闘
勇者一行が魔王を倒した後の世界。
フリーレンたちが旅をするのはそんな世界です。
観ていて抱いた感想は「戦闘があっさりめだな」ということ。(いい意味で言っています)
たとえば…
剣士シュタルクが村を救うために紅鏡龍を倒す場面。
あれ、一撃で終わるんですよね。
バトル漫画なら、数話にわたって描かれる見せ場っぽいところかなぁと思うんですが。
そういうバトルよりも、そこに至るまでのシュタルクの心、覚悟の方に重きを置いて描かれていたような気がします。
龍との実践歴が0でとにかく怖いんだ、とか、シュタルクの師匠も強い戦士でありながら実は恐怖とともにあった、とか、魔法使いフェルンが自分の初めての戦闘も「必要なのは覚悟だった」と語る、とか。
戦闘そのものより、そこに至るまでの過程にフォーカスされている印象でした。
「人の心を知る旅」
戦闘があっさりしている印象を受けましたが、それはこの「葬送のフリーレン」が「人の心を知る旅」をテーマにしているからなんだと思います。
バトルシーンより長めに尺が取られているフリーレン一行の日常。
私が印象的だったのは、シュタルクの誕生日と、フェルンの誕生日。シュタルクへの誕生日プレゼント選び、フェルンへの誕生日プレゼント選びと、それぞれシュタルクが困ったりフェルンがプンプンしたりと「心」が描かれていて、おもしろかったです。
印象に残った最終話
最終話は、それまで一緒の時を過ごしていた同志たちとの別れ(悲しい別れじゃないです)で終わります。
そこで印象的だったのは「勇者ヒンメルに影響を受けたとフリーレンに打ち明ける2人」。
この人物が、意外な2人でした。
魔法界学校に通ってる若いかわいらしい女子2人が「教科書に載ってて知ってる!」じゃなくて、いい年した大人が、しかも他の干渉は受けないぜ、みたいな2人が「勇者ヒンメルに憧れて」というのがニクイなぁと思いました。笑
「葬送のフリーレン」、楽しいアニメでした。
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