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英語の文法基礎【その2】 〜文の要素〜

 私自身、英語を専門的に学んできたわけではありません。そのため、このシリーズは「私が英語学習者として学んできたことをアウトプットして共有していこう」というテーマでまとめていきます。
 中学生・高校生の皆さんや、「これから英語を学習してみようかな」という皆さん等、同じ英語学習者の皆さんのお役に立てたら……と思います。

前回のnote↓

※対比用『国語の文法まとめ』↓↓

 日本語だと「文の成分」が似た項目になるかなぁと。リンク先の【その2】あたりを中心にご覧下さい。

○主部と述部

 考え方は日本語の主語・述語と同じです。

誰が(何が) どうする。
誰が(何が) どんなだ。
誰が(何が) 何だ。

 この「誰が(何が)」を表すまとまりを「主部」といい、「どうする・どんなだ・何だ」を表すまとまりを「述部」といいます。

 例外ももちろんありますが、英文の作りは基本的に「主部+述部」という構成になっています。

 日本語でも同じことは言えますが、英語の問題を考えるときには、まず述部の部分から考えてみると良いです。

〈例文1〉They play soccer.

述部は「play soccer(サッカーをします)」
では、「サッカーをする」のは誰?
→「They」=主部

○主部と主語

 主部の中心となる語を主語といいます。主語は英語でSubjectです。教科書や参考書等で「S・V・O・C」という表記を見たことはありませんか?このうちの「S」は、Subject(主語)の「S」です。
 主語になるのは、品詞でいうと名詞と代名詞です。また、後々掘り下げていけたらと思いますが、不定詞や動名詞、名詞句、名詞節も主語(主部)になります。

○述部と動詞・補語・目的語

 述部の中心となる語は動詞です。述語動詞ということもあります。be動詞・一般動詞のことですね。
 述語動詞は、「助動詞+動詞の原形」、「be動詞+現在分詞」、「be動詞+過去分詞」といった、2語以上の形になることもあります。
 動詞は「V」と表します。これは、Verbの頭文字です。

 述部を構成する要素は動詞だけではありません。他に補語目的語があります。
 小中学校の国語文法では登場しない用語なので、「いきなり英語で補語だの目的語だのと言われてもよくわからん!!」という人も少なくないのではないでしょうか?ちなみに私は、高校生のときに初めてこの用語を聞いてとても混乱しました……。高校英語のスタートダッシュは大失敗したのですが、その大きな原因は「英語の文法用語を知らなかったから」だと自己分析しています。
 少し話が逸れました。補語と目的語について確認していきましょう。

 補語は英語でComplement、目的語はObjectです。主語・動詞と同じく、頭文字で「C(補語)」、「O(目的語)」と表します。
 補語は、主語や目的語の説明をする働きがあります。品詞でいうと、主に名詞・代名詞・形容詞が補語になります。
 目的語は、動詞の動作の対象を表す語です。品詞でいうと、主に名詞と代名詞が目的語として用いられます。

 例文をいくつか載せます。補語と目的語については、例文を通して、語と語の関係を見ながら理解を深めるのが良いかと……!

〈例文2〉I am a student.

I(S)、am(V)、student(C)
I = student(S=C)

〈例文3〉He is busy.

He(S)、is(V)、busy(C)
He = busy(S=C)

 〈例文2〉と〈例文3〉について。それぞれの補語がそれぞれの主語の説明になっていると思います。
(私=学生、彼=忙しい)

〈例文4〉I play tennis.

I(S)、play(V)、 tennis(O)
I ≠ tennis(S≠O)

 〈例文4〉について。「私」=「テニス」とはなりませんよね。「play」という動作に対して「何をしたのか」を表すのが目的語なのです。
 このあたりも、また後々例文をたくさん用意できたらいいなぁと考えています。

〈例文5〉The news made me happy.

news(S)、made(V)、me(O)、happy(C)
me = happy(O=C)

 〈例文5〉について。補語である「happy」は目的語「me」の説明、という関係です。
 こちらは5文型をテーマにnoteをまとめる機会があれば、そこで改めて掘り下げていこうかと。

 それぞれの文の要素の名前とその働きについて覚え、実際の英文でどんどん理解を深めていくのが良いかと思います!

○修飾語

 修飾語は文の要素ではありませんが、文の中で重要な働きをします。文の要素を修飾します。修飾語は英語でModifierなので、頭文字のMで表すこともあります。品詞でいうと、主に形容詞・副詞を用います。
 2語以上の場合は「修飾語句」といいますが、この「句」という考え方はまた別のnoteで改めて触れてみようかと考えています。

〈例文6〉My sister bought two apples in the store.

sister(S)、 bought(V) 、apples (O)

My(M)→sisterの説明(誰の姉妹なのか、という説明)
in the store(M)→boughtの説明(どこで買ったのか、という説明)
two(M)→applesの説明(いくつ買ったのか、という説明)

 

 今回はここまで。次のnoteでは「語のまとまりの考え方」というテーマでまとめてみたいと思います。句とか節とかの考え方についてです。よろしければまたご覧下さい!

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