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Hof にいたターザンに魅せられた午後
いいお天気が続いている。☀️
日に日に規制が厳しくなる中、気持ちが落ち込み過ぎぬようにと、お日様が応援してくれているようではないか。
学校は休み。
ボスは、子供の春休みに合わせ小旅行を予定し元々取得していた有給休暇にプラスして、この時期に溜まりに溜まった残業時間を消化してはどうかというボスのボスからの提案を承諾し、三週間の休みをとっている。
昼下がり、思い思いに在宅ワークをしていた。
子供は学校の課題をこなしている。うちの子供は自分の部屋で一切勉強をしない。勉強するときはリビングに陣取る。
「Sonne ( 太陽 )( -᷅_-᷄ )イライラ!!」とお天道様に悪態をつき、陣取る位置をずらしながらでもリビングから自分の部屋に移動はしない。
何故悪態をつくかというと、南側に面したリビングは、今日のようにお天気の良い日は太陽がサンサンと降り注ぎ、眩しくて仕方ないのだ。
ボスは部屋にこもって何やらしている。
私はバルコニーで読書を。
鳥の爽やかな鳴き声に混じって、妙な音が聞こえてきた。
木々を見やると、そこにはさる?!が。
これまでリスより大きい動物を、我がHofで見かけたことがなかった。
さるは (-ω-;)ウーンやんちゃそうで、歓迎とはいいづらいなぁと思いつつ、目を凝らす。
頭が黄色のさる!
メガネ、メガネ 。キョロ((`ω´≡`ω´≡`ω´))キョロ
人だ!
じー←・・・(・-・。) ジーッと見ていたら、
熱い視線を感じたのか、私に気づき、
彼は「Hallo ( ◜ᴗ◝)و 」と挨拶した。
こちらでは、通りすがりに目が合うと、知らない人同士でもにこやかに挨拶を交わすことが多い。
普段なら私ももちろん「Hallo 」とご挨拶するのだが、今しがたまで「さる!」と思っていたわけで、言葉が、ハローの三文字がとっさに出ず、手を振っていた。
そんな爽やかな挨拶ができる高さではないで。
三階のバルコニーにいる私と目線の高さ一緒なんですけど。
彼は手を振り返してきた。
危ないやないかーい。⚠
彼は大きくなってきた木々の剪定を、木登りしながらしていた。
本来町中なら高所作業車でする仕事だろう。しかしここは建物に囲まれたHof。車が入り込む余地はない。
それにしても軽装。半袖やん。枝に引っ掻かれて傷だらけになるんちゃう。
ロープを巧みに使い、上下したり、木から木へ移動。ノコギリを枝にぶち付けて折ったり、もちろん本来通りの使用の仕方として切ったりの作業。
特に木から木へ移動は、フック付きロープを目的の木に投げ、引っかけて、ロープ滑車のような塩梅で移る。
一回で太めの枝に引っかかれば良いのだが、投げ縄はそんなに上手くいかない。細い枝にひっかかってしまうと、それを外すのに時間がかかっている。
相当に疲れる仕事だ。
このようなターザンばりの剪定作業を見たことがなかったので、その後もずーと(◉︎ɷ◉︎ )見ていた。
とうとうドイツでも罰金規則が追加された。
三人以上が公共の場で会うと200EURO、ピクニックは250EUROの罰金だ。
そんな最中、家に居ながら素晴らしいショーを見せてもらったと感じた午後だった。