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16:「日雇い」ってありがたい

令和3年って2021年です。立教では184年です。
教祖140年祭へ向けての三年千日の前年、この年の秋に長い間お世話になった職場を退職しました。もう~3年前の事です(汗 
月日の流れは早いものです。

教会の土地の事情をきっかけに仕事を始めて、その土地の借金が10年ほど掛かりやっと返済。やれやれって時に、今度は教会の屋根が強風で吹っ飛んでしまい、教会普請が始まりました。大きな普請費用の返済に、必死のパッチに仕事を続け、その普請の返済もまた10年ほどで終わった令和3年に、夫婦でいろいろ思案し相談し仕事を辞めました。辞めるか・続けるか正直ずいぶん悩みました。
返済もなくなり、このまま仕事を続けて、安定したサラリーを頂いた方が間違いなく『楽』だし、返済がなくなった分『余裕』が出来るだろう~って思うのは普通ですよね~。独身者でなく家族もいるのに・・・60歳の定年もあと数年、退職金をもらってからでもって思いますよね~。
でもそんな普通の人生って楽しいのかな?安定はするけど、仕事を続けるってどうなのかな?そもそも僕は何のために横浜へ来たのかな?ってな事をいろいろと考えました。
これまで仕事をしながらも教会の御用は出来るだけ頑張って努めていたつもりでしたが、やっぱり仕事をしてると出来ない御用も多くあり、お道の御用をもっと努めさせて頂きたいって気持ちもあって、夫婦で話し合い決めました。
あれから3年・・・仕事を辞めて安定した収入は【ゼロ】になりました。
信者さんが大勢居る教会ではなく、ハッキリ言って事情教会、子供もまだ学生、教会を維持する経費、上級やおぢばへ帰る交通費、もちろん自分たちの生活費などなど不安な気持ちはいっぱいでした。
でも何とも言えないスッキリした気持ちがありましたね~。今まで仕事をしてた時間に、パンフレットを持って街をブラブラ歩くって嬉しいですね(笑
不思議ですね~そんな仕事を辞めたタイミングで知人のUさん(前職場の方)から連絡が来て「二階堂君、天理教の用事以外の日だけでも手伝ってよ~」「整備士が居なくて困ってるから都合の良い日だけ来て~」「週に2・3日で良いから~」って・・・有難いお話ですね~
っと言う事で、今はUさんに紹介された自動車整備工場で月10日間ほどですが《日雇い》で働かせて頂いてます。気楽にのんびりと、今までの経験を生かして一所懸命に働いてます。
ひと月30日の内、半分15日ほど教会の御用・10日ほどは仕事・5日ほどは家族・自分の時間って感じです。収入が減って家内は家計のやり繰り大変で、ハッキリ言って火のクルマですが、家族・夫婦の時間・会話が増えた気がします。有難い事です。
仕事をしてる事が良いとか、悪いとかの話しではなく、正社員としてバリバリ働いていると、どうしても仕事の事が優先されて、気持ちがあってもお道の御用が出来なくなったりします。それでも御用に励んで居られるよふぼくさんは沢山居る訳で、僕はそれがダメだったので日雇い労働者になりましたって話しです。
最後に・・・
不思議と仕事を辞めてから、ボチボチと教会へ参拝に来て下さる方が増えた気がします。月次祭も賑やかになった気がします。近所の方々とも会話が増えました。
まだまだおつとめの手が揃う訳ではありませんが、教会らしい教会になった気がします。嬉しい限りです。
ここまで拙い文章をお読み頂き有難うございました。

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