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無意識の力

心理学としての知識である程度、人のこころの仕組みや働き方を解明するということはできます。ただ一方で、全く意味がないとか、単なる統計学、コールドリーディング的話法や勘違い、みたいな意見もあります。

なんでかな、と思って、考察したんですが、たぶん意識と無意識にその原因があるのでは、と思います。多くの書籍でも無意識はヤバいくらい強い、と言われているように、まー、ヤバいくらいに強いです。
端的にいうと意識しながらびっくりすることは出来ません。いきなり、「ぼかん!!」とか音が耳でなると“反射的に”身をかがめたりします。
これも広い意味では無意識です。防衛本能とかも無意識の一部です。
もう少しマーケットよりにお伝えするなら、街中で買い物をしてて、ふと、「いいな」と思う商品が目に飛び込んできます。

この目に飛び込んでくるのは無意識に注意を払っているということです。
注意の段階にも選択的注意というのがありますが、どちらかというとあまり普段から“常には”意識していません。
なので、私たちの行動は無意識的によるものが多いのです。無意識で「おおお!」と反応して、意識でいろいろ理由をつける、ということ。なので、結局心理学を意識的に学んでも、自分の無意識に操作されるので、意味なくない?というのだと思います。
無意識を作っているものはなにか。それは私たちが今まで生きてきた成功体験や勝利体験、に基づきます。安心パターンですね。
一般的に見たら失敗パターンであっても私たちの中では成功ってなってしまう、みたいな感じのやつもありますけどね。

少なくとも失敗パターンで無意識を作っていたら、メンタル的にだんだんと痩せこけていきます。では、その成功パターンを手放すということをしなければ、無意識を書き換えられないのか、という疑問に当たります。
そもそもその成功パターンは過去に基づき作られたものであるため、未来を描いたりということで回避することができます
つまり、現在を過去の成功体験で作るのではなく、現在を未来からみた過去として捉え、その行動をするということです。未来過去という考え方ですね。

あとは質問の質を変える。今までは「どうやったら今と同じような生活ができるか」とか「どうやったら失敗しないか」という質問で行動を無意識的に決めているような気がしたら「未来に理想の生活を送るために今何をやっていたか」とか「どのようにやる仕組みを作るか」など。
無意識は決して自分を苦しめる訳ではないのですが、その最善策は過去のものでした。現状が変わっているのであれば、残念ながら、失敗し続ける可能性があります。だから、時々は自分を内省したりすることで、気付くことができます。
ちなみに病気もこの理論で言っている人がいます。病気になるのは無意識からの贈り物という意見です。
私たちの天命はなにかとかにつながりそうですが、今回は無意識、マジヤバい、というお話でした。


P.S
無意識も色々言われておりますが、フロイトが最初ですね。
この記事、3年前くらいに書いたやつなので、今思うとちょっと伝わりにくいかな、と思います。
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礒村 博之@合同会社こころと言葉
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