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生産性ばかり求めていた僕が、「生きた時間」の総量を増やすことに取り組もうと思った理由

こんにちは、坂瀬(@kokoro_sakase)です。
7月末に株式会社hacomonoを退職し、8月1日にタイムクラウド株式会社に入社しました!

hacomonoでは2年4ヶ月という短い期間ではありましたが、たくさんの魅力的なチャレンジに向かって、尊敬する方々とご一緒することができました。hacomonoのメンバーの皆様、お世話になった多くの皆様にこの場を借りて改めて感謝申し上げます。

hacomonoを辞めると発信した後のこの数週間で、「なんで転職したの?」「タイムクラウドってどんな会社なの?」とたくさん聞かれました。

タイムクラウドに興味を持ってくれる方が増え、少しでも魅力が伝わればいいなと思い、入社エントリという形で発信させていただきます。
読んでいただいて、少しでも興味を持った方、坂瀬と話してもいいなと思った方はぜひ以下からお話しさせてください!




自己紹介

1994年7月25日生まれ(30歳)。熊本県出身。音楽、ダンス、サウナ、ラーメンが好きです。
2017年に株式会社ギミック、2019年に株式会社ラクスに入社し、ChatDealerの西日本営業組織の立ち上げや配配メールにてFSとして勤務した後、2022年に株式会社hacomonoに入社。複数チームの立ち上げやマネジメントを経験した後、2024年8月にタイムクラウド株式会社に入社。

SaaSでのフィールドセールスやインサイドセールス、パートナーセールスなどセールスを中心にキャリアを歩んでおります。
直近での取り組みはnoteにしているので、ぜひご覧ください。

TimeCrowdとは

TimeCrowdとは「誰が」「何に」「どれぐらい」時間をかけたのかをひと目で確認できるプロダクトです。(詳細はこちら) さまざまなプロダクトを連携させることで、プロジェクトごとの人件費管理をリアルタイムで実現することができます。さらにプロジェクトや顧客というセグメントだけでなく、タスクや業務単位まで階層を作って簡単に記録できるのが特徴です。


メンバーが、何に、どのくらい時間を使っているかを可視化することで、自身の振り返りや他メンバーのフィードバックをする際に根拠材料となるため、とても納得感のあるものにすることもできます。

業務や顧客単位で時間の見直しができる

タイムクラウドとの最初の関わり

代表のにしこさんとの出会いは2023年8月にYOUTRUSTでいただいたDMです。メッセージをいただいてから1度カジュアル面談を設定させていただきました。

最初の印象はプロダクトというよりは、「生きた時間を増やす」というミッションについてでした。にしこさんとミッションが叶えられた状態も含め話しました。

そこでは選考に進まなかったんですが、その後にしこさんと何度かお話しする機会があり、僕はキャリアについて、にしこさんはビジネス組織の立ち上げについてお互いに相談してました。

そして2023年末にご飯にお誘いいただき、2024年1月から業務委託としてお手伝いすることになりました。

なぜ転職を考え始めたか

過去のタイムクラウドは基本的に営業組織を持たずにセルフサーブでプロダクトを提供するようなPLGの組織でした。現在はSLGの組織に変わっていますが、最適なビジネスサイドのフローが構築しきれていなかったので、お手伝いとしてはまずセールスのフローを構築していくことにしました。

タイムクラウドはプレシリーズAなのですが、このフェーズの事業では「誰の何を解決するのか」を明確にした上で、いかにトラクションを作るかが鍵になります。ビジネスサイドでは動きながら考えられる人材が必要になりますし、顧客と接するなかで出てきた声をプロダクトサイドへ共有し、一緒にプロダクトを作っていくことも重要です。

会社や事業を前に進めるためにいろんなことをしましたが、活動の中で「TimeCrowd」について自分のサービスとして捉えることが多くなったことがきっかけで転職を考え始めました。

なぜタイムクラウドを選んだのか

ミッション「生きた時間を増やす」への共感

タイムクラウドでは「生きた時間を増やす」をミッションにしております。

お金にも「生き金、死に金」という考え方があるように、時間にも「生きた時間、死んだ時間」があると考えております。

前職ではフルリモート、フルフレックス、好きな業界に向いて働いており、「好きな場所で好きな人と好きな時に好きなことができること」「情熱を持って仕事に取り組むことができること」の幸福度が高いことを実感していて、自分にとっての「生きた時間」だったんだなと思っています。

(ミヒャエル・エンデの『モモ』という作品がTimeCrowdというプロダクトについてよく言い表していますので、考察記事も併せてぜひ読んでみてください!)

「生きた時間」について『モモ』では以下のようなセリフがあります。

「人間というものは、ひとりひとりがそれぞれのじぶんの時間をもっている。そしてこの時間は、ほんとうにじぶんのものであるあいだだけ、生きた時間でいられるのだよ。」

『モモ』

仕事に置き換えて考えると、「顧客と向き合っている時間」「クリエイティブなことを考えている時間」「提案書を作っている時間」「コードを書いている時間」など、、、「生きた時間」は人によってさまざまです。

最近では答えや補助線をくれるさまざまなAIが発達したり、生産性や効率化が求められていく中で「じぶんの時間」が少なくなり、生産的かどうかだけで判断していくことで人間らしさやその人らしさが失われていってしまっていると感じます。

タイムクラウドではさまざまな人の「生きた時間を増やす」という普遍的で難易度の高いことに取り組んでおり、一緒に世の中の生きた時間を増やしたいなと思いました!

時代背景と事業の可能性

時代背景として労働人口の減少生産性の向上はセットでいろんな企業が語っており、それを解決するためのプロダクトがどんどん出てきております。

引用:パーソル研究所「労働市場の未来推計 2030」
引用:パーソル研究所「労働市場の未来推計 2030」

そうなるとそのようなプロダクトも含めて、ものすごく貴重になっていく「時間というリソース」をもっと科学してもいいのではないかと考えております。

時間を記録し、何にどのくらい時間を使ってるのかを認識する。そして振り返り、より「生きた時間を増やす」ために改善していくというループを回していけば生産性を上げるきっかけにできます。

また、労働人口や生産性を考える上で重要だと思うのが、ライフイベントでキャリアを諦めなければいけない方々の存在です。

いろいろな制約があり、選択肢が狭まっていることで過去のキャリアと比べてあまりいいとは言えない条件を提示され、仕方なく今の仕事をしているという方が沢山いることも知っています。それってその方々にとっての「生きた時間」と呼べるのでしょうか。

TimeCrowdが普及した後の世界では、経営や評価の指標の1つに「時間」という概念を付け加えることで上記のようなことを解決できる一歩目になるのではないかと信じています。

現在はプロダクト戦略として「生きた時間を増やす」ために時間を記録するという第一フェーズです。すでにPoCで動いているものもありますが、今後はTimeCrowdでためた時間のデータを元に自動で日報を作成したり、社員のメンタルヘルスケアの補助ツールを作成したり、タイムチャージの請求書管理のサービスを作ったり、いろんな会社の時間情報をイネーブルメントとして運用できないか、などが構想としてあります。
これらは一例にすぎませんが時間のデータを活用できれば、「生きた時間を増やす」ための様々な課題を解決することができそうだと投資家の皆様とも共通認識をもっております。

にしこさん

業務委託を始めるまでも、入社を決めるまでもにしこさんとたくさん話したり、ご飯を食べたりしていたので、どんな人でどんな考えを持っているのか、周りの方々(特に近い人達)からどんな評価を受けているのかは理解していました。

業務委託として入って少しした時に「5年10年先を見据えた会社やお互いの話をしたい」というお話をいただき、休日1日を使ってにしこさんと自己開示+未来ディスカッション会をやりました。

生まれてから今まで何を考え、どう行動してきたか、どんな原体験が今の価値観を作っているのか、今後どうなっていきたいのかなどを中心にお話し、お互いにかなり深い理解をしました。

そして色々知った上で、にしこさんと一緒に理想の世界を作りたいなと思いました!

業務委託として入ってみて感じていること

直近3ヶ月の時間の使い方

エンドユーザーを主語にしたプロダクト

TimeCrowdには「エンドユーザーファースト」というバリューがあります。ただ単に工数管理するのではなく、エンドユーザーの時間記録のやりやすさ柔軟なレポーティングやAPI連携必要に応じて開発を伴う連携などエンドユーザーファーストな体験を作れていることをユーザーの声を元に実感しております。

いい意味でTimeCrowdで全て完結するような設計にはなっておらず、表のサービスは組織のフェーズや考え方で変わることが前提になっているのでどんな組織でも導入しやすくなっております。

プロダクトを通じて叶えたい世界観に対しては1/3も進捗していないので、これからより良いプロダクトをチームで作っていきたいです。

自分たちが一番TimeCrowdを使っているからこそアイデアが溢れている

タイムクラウドは現在業務委託やパラレルワーカー中心の組織で、メンバーへは普段からTimeCrowdを使ってもらい、タイムチャージ(正社員以外)で報酬をお支払いしております。

自分たちが一番TimeCrowdを使っているので、バグの発見はもちろん新機能やTimeCrowdのデータを使った別製品のPoCなどたくさんアイデアが出てきております。

個人的な話なのですが、TimeCrowdを利用していると本当の意味でフルリモートでもいけるかもと思い、熊本・阿蘇への移住を検討し始めました⛰️

これも僕にとっての生きた時間

スタートアップならではのスピード感

前職でも社員80名ほど、シリーズBのプレスリリース直後のタイミングで入社しており、スタートアップのスピード感には慣れているつもりでしたが、タイムクラウドでのスピード感はかなり早いと感じております。

セールスとして商談の場に同席した後、出てきた顧客からの声をプロダクトサイドのメンバーに伝えると、速攻future機能の開発としてタスクが発生し、順次機能開発が進んだりします。

ビジネスサイドもプロダクトサイドも顧客の業務解像度を常に深くしようとしていることで成り立っており、とても頼もしく思ってます!

リソースが圧倒的に足りてない

スピード感はもちろんあるんですが、ビジネスサイドは私ともう1名、それと代表のにしこさんしかおりません。
これからTimeCrowdの価値を最大化し、事業としても成長させるためにはマーケもインサイドセールスもフィールドセールスもCSも全く足りておりません。

全てのポジションで採用を進めているのですが、特にインサイドセールスは積極採用中です!組織が固まる前に抽象度の高い議論から実行まで自らの意思で動くことができ、多くの試行錯誤が可能な魅力的なフェーズだと思っています。

少しでもご興味を持たれた方、転職を検討されている方がいらっしゃいましたら、以下よりカジュアルにお話しさせていただけると嬉しいです!

(番外編)業務委託→正社員のプロセスはほんとにおすすめ

ほとんどの会社の採用フローだと、カジュアル面談→面接数回→オファー面談→入社となることが多いと思います。もちろん回避するようにするのですが、面接の場だと本当の考えや認識のズレを0にすることは難しいと思います。

業務委託から入ると何ができて何ができないのかメンバーがどんな考えで仕事に取り組んでいるのか自分はどういう価値が発揮できそうなのかお互いに合うかどうかをきちんと見極めることができます。

お互いにということがとても大事で、今回の入社に際してもにしこさんや会社が僕に求めていることも僕が会社に求めていることもある程度ハッキリしていると感じてます。

さいごに

ここまで読んでいただき、ありがとうございます!!!

TimeCrowdが「単なるタイムトラッキングツール」として捉えられたり、「社員監視ツール」としてマイナスイメージを持たれることもありますが、にしこさんとお話しすると、「生きた時間を増やす」ためのタイムトラッキングの先にあるポテンシャルや夢が大きく広がり、ワクワクします。

まだ数名の組織ですが、プロ意識が高いチームなので爆速で成長したいと思っている方にはとても良い環境だと思います。

少しでもご興味を持たれた方、転職を検討されている方がいらっしゃいましたら、以下よりカジュアルにお話しさせていただけるととても嬉しいです!ぜひ一緒に世の中の「生きた時間」を増やしましょう!

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