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FAQ <よくあるご質問>

うるま心理相談室ココロンのカウンセリングについて、
よく寄せられる質問・想定される質問、についてまとめました。


Q1  対面カウンセリングは行っていますか?

現状のところ、ココロンはオンライン限定になります。
お部屋のご用意がないため、申し訳ありませんが
対面でのご相談は現在受けておりません。

なお、沖縄県在住の方で、
対面でのカウンセリング先をお探しの方はご連絡頂ければ情報提供いたします。


Q2  今後、対面カウンセリングもできるようになる予定はありますか?

ゆくゆくは物理的なルームを持って運営していきたいという考えはあります。

ただ現状、まだそこまでのご用意が叶わないため、
当面はオンラインのみでのご案内となります。ご了承ください。


Q3  オンラインでは対面と比べて効果は落ちませんか?

遠隔相談は、1990年代からアメリカにおいてすでに実践・研究が進められています。
アメリカでは電話相談、Skypeでの相談が当時は用いられていました。

精神分析療法や認知行動療法は、早くからオンラインでの実践について研究・模索しており、対面と比べて、傾向としてその効果に差がないことを示唆しています。

国内・海外文献のレビューとして、
・認知行動療法…(「遠隔心理支援スキルガイド / 前田正治ら編著 / 誠信書房 / 2020)

・精神分析療法…(「サイコアナリシス・オンライン / J.S.シャーフ編著 / 岩崎学術出版 / 2021」)
などを参照のこと。

一方、オンラインにまつわる物理的な制約や倫理面の課題は、指摘や批判があります。
ただ、オンラインにすることで心理療法の効果が低減するという明確なエビデンスも今のところあるとは言えません。

ココロンではオンラインの不確定な部分や制約に目を開きつつも、
今後の知見にキャッチアップしながら、
研鑽してオンラインの実践をしていきたいと考えています。

なお、自験例として当相談室でのカウンセリング・EMDR・IFSなどにおいては、
症状の改善において一定の効果が見られています。

詳しくは実際にココロンをご利用いただいた方々のアンケートを元にした
「お客様の声」もご参照ください。


Q4  オンラインで行うことのメリットはありますか?

オンラインには以下のようなメリットが存在します。

1、通うことの交通費がかからない
2、国内・海外・外出先どこからでもオンラインで繋がれる
3、居住地を引っ越しても、カウンセラーを探し直す必要がない
4、外出ができない・人と会うのが怖いという方でも在宅でカウンセリングが受けられる
5、自分にとって安心できる距離感でカウンセラーと会える
 (画面オフ、音声/チャットのみ、異性同士でもオンラインなので安心、等)
6、運営維持費がかからない分、カウンセリング料が割安で受けられる
7、カウンセリング中に涙が出ても、帰り道に人の目を気にせずに、部屋の中で終われる


Q5  オンラインのデメリットはなんですか?

1、直接会った方が安心できる、という方には向かない
2、通信状況の影響を受けやすい
 (台風やWiFiが途切れやすいときに、遅延がある)
3、自宅に家族がいる場合、プライバシーの問題がある
4、インターネット操作にある程度慣れが必要
5、緊急時・急変時の対応が困難
6、安全面の確保が対面に比べて不安定

上記のデメリットがクリアできて、
かつオンラインによるメリットの方が、天秤にかけて大きいという方は
オンラインを選択肢に入れても良いかもしれません。

※自傷行為や希死念慮のコントロールが難しい方は、
 上記5に基づきオンラインのご利用は控えていただいています。


Q6  どんな経路から相談依頼がありますか?

・note
・instagram
・Twitter
 など、SNSを見ての依頼。
・お知り合いからのご紹介
・関係機関からの紹介
・ご家族からの紹介

 が主なものです。


Q7  相談したことの秘密は守られますか?

はい。臨床心理士には守秘義務といって、相談の中で話されたことのプライバシーを守る倫理的義務があります。

ご本人の同意なく、家族や兄弟姉妹、親族、知人友人、関係機関へ勝手に話がいくことはありません。
ただ例外として、「誰かの命に危険が差し迫っている時」は命の保護を優先して、
救急車や警察を呼ぶことはありますが、そうした場合以外は原則的に秘密になります。


Q8  治るまでにどれくらいの期間がかかりますか?

症状や困りごとの背景は人それぞれなので、
その文脈やニーズによって必要な時間は変わってきます。

単回のみや2、3回で治したい、という改善は基本的にできません。

ご参考までに、以下にあくまでの目安をあげます。

トラウマ治療
 単回性PTSDなら3〜4ヶ月(約12〜16セッション)
 複雑性PTSDは最低1〜2年から4〜5年まで幅あり。

社交不安や適応障害
 EMDRを用いて3〜4ヶ月。(約12〜16セッション)
 家族背景や愛着の個人差によって変動あり

休職〜復職の悩み
 単回性トラウマの関与:3〜4ヶ月
 複雑性トラウマの関与:最低でも1〜2年から、4〜5年まで幅あり。

こどもの相談
 不登校:月1回の親面談を約半年〜1年をかけて徐々に改善

その他…カウンセラーに直接お尋ねください

ココロンではEMDRやブレインスポッティングなどの
短期心理療法を主に用いています。

短期療法は、元々、欧米の保険適応内の約12セッション前後程度で一定の改善が見られるようにデザイン・開発されていることを基に、上記のように算出しました。
ご参考の一助にされてください。



Q9  カウンセリングはどのくらいのペースで予約を取るのが適切ですか?

これもニーズと相談内容によって異なりますが、
一般的な頻度の形態として、

・毎週(週1回):スタンダードな頻度
・隔週(月2回程度)
:準スタンダードな頻度。少しゆったりな進行。
・隔月(月1回)
:親ガイダンス面談やフォローアップなど。ゆったり長く繋がる人向け
・2〜3ヶ月に1回
:時期・タイミングをみながら相談をしていきたい人向け。

などがあり、これらを目安に選んでいただくとよいかもしれません。

ご要望を聞きながら必要な頻度をカウンセラーからも提案しますが、
費用や体調面などを見ながら、ご自身にとってやりやすいペースをご判断ください。


Q10  トラウマ治療以外の相談もできますか?

もちろん可能です。
ココロンの臨床心理士は、医療機関や療育機関、教育領域での勤務経験も豊富です。
他の精神疾患の対応についてもご相談ができます。

たとえば、

不安障害、うつ病、適応障害、社交不安障害、強迫性障害、発達障害(神経発達症)、ADHD、双極性障害、パーソナリティ障がい、心身症、身体表現性障害、アルコール依存症、ゲーム依存症、子どもの問題行動(不登校、非行、家出、チック、暴言・暴力、関わり方への助言)、精神疾患や障害をもつ家族の心理面についての相談

など、上記以外の内容でも、
広く相談が可能ですので、どうぞご検討ください。


Q11  カウンセラーは他にも選べますか?

ココロンの在籍カウンセラーは心理士・利根川1名のみになります。
男性カウンセラーになります。女性カウンセラーはおりません。


Q12  医療機関に通院中ですが、こちらでカウンセリングを併用して利用できますか?

私どもの依拠する公認心理師法では、
「クライエントに主治医が存在する場合、まず主治医にカウンセリング適応の判断や、治療の方向性を仰ぐこと」が原則とされています。

医学的にも、病態の重い方へのカウンセリング行為は、逆に病状を悪化させる可能性があるため推奨されていません。

したがって安全性を考慮し、まずは主治医によく確認を取ってから、カウンセリングのご予約をお取りいただくようお願いいたします。

(主治医からの許可があれば、併用いただくことは問題ありません。)


Q13  子どものことで相談したいのですが、子どもはカウンセリングを受けたがりません。親だけの相談もできますか?

はい。ココロンでは、お子さんと最初から繋がれなくても、
まずは親御さんとの相談からでもOKです。

その場合、
「どうしたらご本人が相談(あるいは医療など)につながることができるか?」
を念頭に置きつつ、

まずはお子さんのご様子をお伺いしながら、
「家の中でどんな関わり方をすればいいのか?」
「ご本人へどんな声掛けをしていけばいいのか?」
「今、ご本人へ必要な支援・アプローチは何か?」

を専門家と一緒に考えていくことができます。

ココロンは家族相談の豊富な経験をもとに、
ご家族がより良い方向へ向かっていくためのの相談を行なっています。


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