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あなたのその応えは。短編③


前回、メモした「心の病を治したい」等の答えは、今の自分に出来ない事を望んでしまっている。その答え以前に更に「どうなりたいのか?」があるはず。それをメモに付け加えるように話しました。ここを読む皆さんがどのような答えを書いたのでしょう。

もし、この話をはじめて読む方は、以下の「あなたのその応えは。短編①」から読んで見て下さい。自身の絡み合った心の解(ほぐ)し方があります。

話をすすめます。
前回、更に”どうしたいのか?”を書いたメモを見てください。例えば、もしそれが「心を悩ます出来事を解消したい」などと書いたのなら、絡み合った糸を誤り引っ張っり難(かた)く結び上げてしまった事と同じです。それは自身の心を解くどころか複雑に難く結んだのです。

それは「今の自分に出来ない事を望んいる」を繰り返し学べてないと言うことです。その答えは線を引き訂正し、もう一度、胸に手を当て感じるままに”どうなりたいのか?”を書いて見てください。もし、その書く時に鼓動を早く感じるなら、それは先の2つの答えと変わりない答えです。そうであれば、一旦答えを書くのは止めて他事をしていて下さい。フッと思いついたり、また答えを書きたくなったら続きを進めましょう。急ぐ必要はなんらないのだから。

話を戻します。
答えのメモの2つ目がそろったところで、その答えを見てみましょう。例えばそれが「心の病になる前に戻りたい」等と以前に戻りたいと書かれていたら、心をほんの少し解けた事になります。それはまだ答えではありませんが、自身の心を解す秘訣なのです。

「そんな以前に戻りたいなんて分かってるよ」と言われる方もいるかも知れません。ただし今は「今の自分に出来ない事を臨んでいる」とは変われたんじゃないでしょうか。それは以前ほど出来事に執着してないと云うことです。

そうですね。以前に戻れたらどんなに良いか。自分が悩み辛く思う前に戻れたらどんなに良いかですね。そこに気づけた事で心を解く最大のヒントがあるのです。それは『その以前とは何か』です。

更にもう一度問います。
「あなたはどうなりたいのか?」
メモにその答えを付け加えてみてください。

次回、その答えについて話を続けます。

(心のカタチより)

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