こころの金の斧銀の斧
ある日、一人の木こりが薪(たきぎ)を取りに斧を担いで山へ行きました。
程よく池の周りに大きく育った木々を見つけた木こりはその樹を持って帰ることにしました。
そんな木こりが夢中になって斧で樹を倒しておりましたが、夢中なあげく大切な斧を池に落としてしまったのです。
イソップ物語を知る人はこのあとの展開は知ってのとおりです。
悲しんでいた木こりの前に女神が現れ、手の持つ金の斧、銀の斧、木こりの斧をの持ち主を訪ねたのです。
「この金の斧はあなたのですか?」
欲にくらんだ木こりは全ての斧を自分のものだと言ってしまい、それに怒った女神は大切な斧とともに池に消えてしまうのです。
嘘をついた木こりはとても大切なものを無くしたことに後悔するのです。
心の金の斧、銀の斧のお話は、大切な人を無くしてしまう話となります。
皆さんは、人との関係をどのように考えていらっしゃいますか?
関係が深ければ深いほど大切な存在となり、信頼を築くこととなります。
ただ、その関係も思わぬことで簡単に壊れてしまうのです。
それが「嘘」です。
その嘘は、時として「良かれ」と想ってつく嘘もありますが、人との関係は相手の心にそれがどう写るかによって思わぬ方向に進んでしまうものです。
それは、相手の心を知らずして、つく嘘は相手を傷つけることがあると云うことです。
ちょっとした自分に都合よい斧を選ぶことが大切な人を無くしてしまうと云うお話でした。
語りべ 心のカタチ ぽち☆より