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感情という名の拘り

(心のカタチより)

自分たちは、色んなことに拘りを持つ。
それは時に良いことでもあるが、大概は感情を持ち自身のこころとは異なる結果をもたらしている。

その代表的なのが”気持ち”とは異なること

その代表的なのが”気持ち”とは異なること。
拘りというと自分の食べたいものや趣味への拘りなど色々考えれる。それらは自身を嬉しくもさせ楽しくもさせるから拘りたくもなる。要は自分を幸せに感じさせる事がそうさせる。

それに対し”気持ち”と異なる拘りは、自分に起きた”嫌”な出来事(かんじょう)から抜けなくさせる。

何故、あんな事をしてしまったのか。何故、自分はそんな思いをする羽目になったのか。自分の言動がひとを傷つけてないのかなどと。そこに後悔という名の拘りを持たす。それは悲しくもあり怒りもさせ自身を悩ませ苦しめるために拘らせる。

そんな自分の気持ちとは異なる出来事は、何はともあれ感情を湧かし”嫌”な思いを募らせる癖がある。その思いを忘れられれば癒されもするが、一旦湧いたその思いはそう簡単には解消できない。

それもそのはず、解消するにはその”嫌”を癒やす理由を見つけなければできない。そして、理由にはその理由となる原因なる”もの”が必ずある。原因は理解できてこそ納得させもでき解消する術が見つかる”もの”。それは”嫌”な感情も自ずと薄れてしまう。

だが人は出来事にばかり拘ってしまう。それも、その起きた出来事を原因と考え悩みだす。出来事とは単なる理由であって、そこに原因はない。それでも拘り続ければ”本来の原因”を知る由もなくす。

原因は、その出来事を”嫌”がっている場所にある。その場所こそ自分の『こころ』意外ない。”こころ”とは幸せを好んでいる”もの”のこと。そのたった一つの原因に全ての感情が湧いている。

その原因を知らずして出来事を原因と思えば、人生幾度と出来事は起き、その出来事に悩み苦しみ心を疲れさせるしかできなくなる。それは、解消する心を知らないのだから当たり前に起きている。

そんな出来事を一々解消しようとすればするほど、原因の”こころ”を納得させることはできず、後悔を残す。その後悔とは感情でしかなく、答えのない取り戻せない感情その”もの”である。そんな拘り(じゅばく)に囚われれば抜け出せなくなる。

何故、人はそんな出来事に拘ってしまうのか。
”心を知らない”からに他ならないが、心を知ったからと直ぐにその心を扱えるとは限らない。だから、心を癒やすため今できることをするしかない。

それは”こころ”が”嫌”と感じる事を止(や)めさせればいい。原因の”こころ”さえ解消すれば、それが1番カラダに優しくもなる。ならば、今できそうなことは3つ。

1つは。
出来事という難問を解くこと。
もう1つは。
その出来事を捨てる勇気を持つこと。
あと1つが。
出来事を一旦立ち止り周りを見渡すこと。

自分がどれを選ぶかは自由だが、1つ目はそれが出来ず悩んでいるのだから止めた方がいい。ならば、2つ目の自分を悩ます出来事なんて捨ててしまえばいい。でも、そんな勇気を持つには今の自分に出来るか躊躇してしまうだろう。

なら、できることは3つ目の一旦立ち止まること。
それは、出来事を解決するのでも捨てるのでもなく『そのままに』するだけでいい。”嫌”な事は嫌な事として、その嫌な事に勝る幸せを感じる事を見渡し優先するだけでいい。

後悔という念を心に残す前に一旦保留にして、その出来事を戻す事も進める事もしないのです。それは今より幸せとなり、周りにある幸せな事を感じる”こころの余裕”となるのです。

時は戻らない。
戻らない時の代わりに後悔が残ります。
後悔は時が戻らない限り解消できない厄介な”もの”なのです。

考えるだけ無駄。

普段なら無駄は止(や)めるべきと判りもするが、人が物事に拘りだすとそれを止めれなくなる。何に拘ってその悩むことをしたいのか。そして、その感情という名の拘りに自分が「どうなりたいか」を見失ってしまいます。

たった一つの答えを見つけれず、淡々と後悔を考え続けるのです。

ひとの”こころ”は、感情を湧かす原因に「幸せかそうでないか」がある。それが幸せではないと判ると感情を湧かし続け拘りを持たす。自身を幸せにしたいがため、感情を湧かすが悩みは悲しくもさせ怒らせもし自分自身を見失い出す。

本来、自分が何に拘りたいのかを”こころ”は解っている。それは、出来事に拘りたいのではなく”幸せになりたい”だけ。

人は幸せではないことにはよく気づき、よく拘る。
それが”嫌”を思わせていると自覚できれば、それを回避するだけで”こころ”は癒やされる。

難問の出来事を悩み辛く思う事をしたいのか。
そうでないかは自分が1番判っている事に気づいてなかったのです。

嫌な出来事を”考えるだけ無駄”なのです。
自分の”こころ”に優しくないのです。
そんな時は一旦立ち止まって、どうせ拘りたいなら幸せを感じる”感情という名の拘り”に時間を使うべきなのです。

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