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朝活に憧れた結果
2025年、仕事始めの朝、本日から決めていることがあった
朝活だ!!鼻息荒く目標を掲げる!
1ラジオ体操をする
2体重を計る
3朝食をとる
4モーニングページを書く
5読書
朝から、なかなかのスケジュールだ。
朝四時起床
カーテンの向こうは、まだ真っ暗だから
夜中に起きた感がある。
部屋を暖めることから始める。
ストーブにはやかんをかける。
やかんが騒ぎ始めるころに、軽く洗面を済ませ
重たい体を計り乗せ、示す数値と寒さに震えた
気を取り直し、朝食の準備、賞味期限ぎりぎりのヨーグルト
正月に余った元気のない野菜を適当に切り刻み味噌汁にする。
ごはんは、あえて食べない・・・食べたいけど食べないが正しい
お正月太りへの僅かばかりの配慮だ。
朝食をちゃちゃっと済ませ
腹八分のお腹をさすりさすり
うん???
忘れていた!!!
朝活の1番を、すっかり忘れていた!!!
ラジオ体操だ。
忘れていたことを思い出したなら、思い出した時点でやればいいのだが
私の、へんてこな性格が邪魔をする。
順番に行程を済ませてないことが悔しく
何に敗北したかわからないが、私は兎に角何かに負けた。
そこからは、朝食後のせいか?
炬燵の暖かさのせいか?瞼が重くなる
こりゃいかん、急いで、新しい、まったく色気もない
ノートのモーニングページを開く
スラスラ書けるボールペンを握る
頭が働かない
目の前に読みかけの
尾崎世界観×千早茜 【犬も食わない】がちらつく
まったくもって、モーニングページに集中できない
スラスラ書けるボールペンを手放し、ためらうことなく読書に夢中になる。
物語から抜け出した時は
軽く1時間を過ぎていた。
開いたままのノートは、何事もなかったかのように
閉じた。
朝活、行程4番をサボった。
仕事に行く支度にとりかかる。
化粧をしようとする私の瞼は
昨晩、ハウスダストの攻撃を受け尋常じゃないかゆみに苦しんだせいか
二重の線はだるだるの線になっていた。
だらしのない瞼
だらしのない私を強調しているかのようだった。