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教えておじいさん(ハイジ)


先日の土曜日のお昼はマックにした。
姉妹が午前中部活に行っておなかを空かせて帰ってきた。(次女もとうとう姉と同じ部活に入部した)

デリバリーでもいいけれど、
自転車で5分ほどで行けるのに、デリバリーで頼むとちょっとお高くなる。
主婦のお財布の紐は硬い。
そんなの母ちゃんがチャリンコでマックデリバリーするっしょ!
ということで、1人で寒空の中近くのマックまで買い出しに行ったのである。


土曜日はマックって混んでるのよね〜
(こどもたちは好きだけど、わたしはあんまり好きじゃないからせがまれてもめったに買わなくなったマックさん。わたしのすきなのはバーガーキングのアボカドワッパーかモスのモスバーガー)


カウンターで出来上がりの番号を静かに待つ。
こういうときは、人間観察だ。笑


ああ〜
今日はわりかし新人さんが多いのかな〜
和やかに話しながらスローペースで注文された紙を見ながら準備をする20代前半くらいの若いアルバイトさんが多いな〜
だからかいつもより遅いな〜


むむ!
その中でひときわ異彩を放っているのは推定年齢90歳くらいのおじいさんアルバイトさんだ!

カウンターで出来上がった商品を番号のところまでトレーで運ぶ係りの人だ。
足音も立てずにスーッとカウンターに行っては、
カウンターの中の人とコミュニケーションをとるわけでもなく静かに淡々と仕事をこなす。
何度も何度もわたしの前を通っては静かに仕事をする。
年齢のせいなのか、言葉を発することはほとんどない。
たまに発する言葉は
「そのままでいいですよ〜、受け取ります」
お客さんが食べ終わったトレーを受け取る時にこういった。

こういう声なのね。
なんて思いながら、わたしも注文したテイクアウトの出来上がりを待った。



なんていうか。
そのアルバイトおじいさんを見て、自由な気持ちになる。
90歳だろうが(勝手に年齢決めてるけど笑)
やりたいことをやる。動きが他の若い子よりはスローだけれど、
家にいて何もしないよりは、こうして何かをするほうが生きている気がする。とか。
楽しいとか、勉強になる、とか。
推測するに、そういうことなのかな。
(切実にお金が必要だから。だったりして!でも無いよりはあったほうがいいしな)
前向きな想像しかできなくて、幸せな自由な気持ちになった。
自分もそうでありたい。
歳を重ねても、心も身体も自由でありたい。
生きるって、想像以上にしんどいけれど、
それでもしんどいありきで楽しく生きられるようにするには、
全て自分次第だということは、最近やっと浸透してきている思考なのだ。



そして、あのマックのアルバイトのおじいさんでこんなに文章を書けるとは!笑


おじいさん。ありがとよ。








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