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人生ファスティングの視点で考える、捨てるのではなく手放す暮らし方
手放す vs. 捨てる(処分)
「気づけばもう、今年も残り3ヶ月。年末が近づくと、『そろそろ大掃除をしなきゃ』『新しい年に向けてスッキリさせたい』と、家の中の整理整頓を考える時期なのではないでしょうか?」
「捨てる」という言葉には、「処分」というニュアンスが含まれます。
しかし、「処分」という言葉を使うと、なんとなく冷たい響きやネガティブな印象を受けてしまう方も多いかもしれません。
特に「殺処分」という言葉を耳にすると、物や命を無下にするような感覚を覚えます。しかし、「手放す」という言葉には違う意味合いがあります。
それは、ただ物を無くすのではなく、その物が誰かの手に渡り、新たな場所で活かされる可能性を持たせる行為なのです。
大切なのは、「捨てる」ではなく「手放す」という視点です。
これは、ただ物を処分することではなく、今年の自分を振り返りながら、来年の自分に本当に必要なものを選び取ること。
この時期だからこそ、モノだけでなく、心も整理して新しい年を迎える準備が必要です。
今日は、人生ファスティングの視点で「手放す」と「捨てる」の違いについて考えてみましょう。
人生ファスティングの考え方~必要なモノとだけ暮らす~
「人生ファスティング」とは、単に物を減らすことを目的とした片付けとは異なり、自分にとって本当に必要なものを選び、不要なものを手放すことを通して、自分の価値観や大切なものを見つめ直すプロセスです。
私たちは日々、多くのモノや情報、人間関係に囲まれて生きていますが、その中で「本当に必要なものは何か」をじっくり考える機会は少ないかもしれません。
しかし、ひとつひとつ手に取ってみて、それが自分にとって必要なのか、あるいはただの執着や習慣で持ち続けているものなのかを見極めることで、心の余裕や生活のシンプルさが見えてきます。
「捨てる」という言葉には、「不要なものを処分する」というニュアンスが強く含まれますが、「手放す」というのは、ただ処分することだけではありません。
自分自身の過去や思い出、そして未来のビジョンを振り返りながら、今の自分にとって本当に必要なものだけを選ぶという、心の整理のプロセスなのです。
人生ファスティングの考え方、手放し方のヒント
そうして選び抜かれた「必要なもの」とだけ暮らすことは、自分にとって心地よい生活を作り出す一歩となります。
必要なものに囲まれ、シンプルに生きることで、自分の大切なものがより際立ち、その大切なものと共に豊かな時間を過ごすことができる。
これこそが、人生ファスティングの考え方であり、手放すことが果たす大きな役割なのです。
「手放す」というと、ただ物を処分するイメージがあるかもしれません。
しかし、その物が自分の手から離れることで、必要としている方の元へと渡り、新たな価値が生まれると考えると、物を手放すことへの抵抗が少し和らぎます。
自分にとって本当に必要なものと、誰かのためになるものとを選び分けることで、心も空間も軽やかになるのです。
では、実際に何から手をつけたら良いのでしょうか?
まずおすすめしたいのは、自分が普段暮らしている
「半径5メートル」から始めてみることです。
身の回りで一番手に取りやすい場所や、使う頻度が高いものから片付けることで、気軽にスタートできます。
また、カテゴリーごとに整理していくことも効果的です。
例えば、「キッチン用品」や「事務用品」、「洋服」など、大まかなカテゴリーからスタートし、その中でもさらに細かく分類します。「洋服」であれば「トップス」「ボトムス」「下着」といった具合に、アイテムごとに分けてみましょう。
まずは、自分がどれだけの物を持っているかを把握することが大切です。
その上で、自分にとって必要なものと、リサイクルに出せるもの、他の方に使ってもらえそうなものとを分けていくと、手放す判断がしやすくなります。
すべてを一度に整理する必要はありません。一つ一つ自分の手で選びながら、ゆっくりと「手放す」ことを楽しむように進めてみてください。
まとめ~伝えたい事~
「手放す」という行為は、豊かで自分らしい生活を送るための大切な一歩です。人生ファスティングでは、必要なものを選び抜き、不要なものを手放すことで、自分にとって本当に価値のあるものを見つけ出していきます。
この行程を通して、心や空間に余白が生まれ、自分らしい生き方を楽しむことができるのです。
できることから少しずつ取り組むことで、大きな変化につながりますから安心して取り組んでください。
ただ、年齢を重ねるほど、物に対する思いや執着、そして体力的な問題も加わり、手放すことが難しくなっていきます。
だからこそ、私が伝えたい「人生ファスティング」は、できるだけ早い段階から始めていただきたいと考えています。
30代からでも十分始められるものです。今のうちに自分の価値観や必要なものと向き合い、心地よい暮らし方を見つけることが、これから先の人生をより豊かで充実したものにしてくれるでしょう。
「手放す」ことで生まれるのは、ただ物が減るというだけでなく、新しい何かを受け入れるスペースです。
そのスペースが、あなたらしい生き方や未来の可能性を広げてくれるはずです。自分にとって本当に必要なものに囲まれたシンプルな暮らし。
それこそが、心と時間にゆとりを持ち、豊かな生活を送るための第一歩となります。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます(#^.^#)
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