【おすすめ本紹介】大人の話の聞き役にまわって生きてきた子供たちへ
あなたは子供の頃、家の中でどんな役割だっただろうか?
いつも親の機嫌をとることで生き延びてきた人はいないだろうか?
最近読んだ本をご紹介
心理カウンセリングを受けて、自分の悩みの根源が”親子関係”だと知ってからずっと本を読み続けている。
その中でも加藤諦三さんの本は共感することが多く、積極的に読んでいる。
今日はその中でも最近読んだ下記の本をご紹介します。
本書では「親の自慢話を子供が聞いてあげる」ことが「親子の役割逆転」だと書かれています。
親子関係で悩んでいる方は、幼少期に親の話の聞き役になっていた人は多いのではないでしょうか。
家庭という箱の中で、親の機嫌を取ることで生存してきた子供。
子供時代に"子供"の役割を与えられなかった子供。
いつも親の愚痴の聞き役にまわっていた子供。
でも今まで誰にも「共感」されなかった。
そんな人にはこの本を読んで初めて「自分が思っていた生きにくさ」を共感してもらえた気持ちになるかもしれない。
どうして親が子供にしがみつくのか
「親子の役割逆転をする親」は自分が小さい頃に親と一緒に出来なかった(したかった)ことを子供と一緒にしてしまうのである。
親自身の中にある「満たされない甘えの欲求」を自分自身ではなく、周りで満たそうとしているのである。
親の機嫌を伺って生きてきた人におすすめ
幼少期に家庭で学んだコミュニケーションの方法は、大人になっても引き継いでいる可能性が高いです。
なぜなら、それしか見てこなかったから。それ以外の方法を知らないからです。
本書で自分が今まで生きてきた環境がどうして生まれたのかを知り、そこから離れるためには「どう変わればいいか?」と考えるきっかけになる1冊だと思います。
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