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東洋思想の森で沼った話N1日本語教育論〜前編〜
先週の土曜日の日本語ボランティアでのこと。
中国出身のリーさん、20代男性だと思いますが、
見た目は、日本人の大学生くらいに見えます。
N1というのは、ざっくり言うと英検1級の日本語版という感じだと思って頂いて良いかと思います。
ここから少し、辛口の意見を申し上げるかも知れませんが、少し広い視野で日本語教育、異文化理解に関して理解、共感して頂けると幸いです。
まず偏見、バイアスについて話します。
とくに最近TVって偏向報道、多くないですか?
何で隣国の良い所を見ないんでしょう。
と、不平を言うのは好きではないので置いといて、。
私が担当させて頂いているリーさんもそうですが、超優秀なんですよ。彼らは各国の大学、あるいは大学院を出て日本の大学院で博士課程に進んでるような方が多くいます。
まして、今のこの時代に日本を好きで来てくれて企業や教育・研究機関で働いてくれています。
なのになのに、彼らの話す日本語の発音が奇妙に聞こえる?とか何か、滑稽な感じがする?などという、そんな刷り込みって無いですか?
私たちの中に。
そこから彼らを嘲笑したり、敬語の使い方がなっていない!無礼だ!とおっしゃる方が稀にいますが、いかがなものかと私は思います。
きっとそう言う方は、英語の発音もネイティブと変わらない発音をできるのかもしれませんが、欧米人からすると、やはり耳障りな発音なのかも知れません。
もちろん、私自身にも言えることだと思います。
日本語って、ご存知の通り
世界で最も難しい言語の一つですよね。
ですから、罪深さから言えばジャパニーズ・イングリッシュで英語圏の人に語りかける私たち日本人と○○の国なまりの日本語は、大して違いはないのです。
えーっと、それからこの記事は私が勝手に書いているので、彼ら在日外国人が言っているわけではありません。
彼ら、言いませんよ。
そんなこと、一言も。
すこし、熱くなってしまいましたが、言いたいこと分かって頂けると助かります。
さて先週土曜、N1の『読解』のテキストをお借りして、リーさんと一緒に読みました。
二人とも初めて読む文章。
レッスン開始前、この辺りが良いかなと私が選んだのが、次の二つの文章。
1.丸山真男『日本の思想』岩波書店
2.梅棹忠夫『情報の文明学』中央公論新社
400〜500文字づつ文字を抜粋しており、下線部の意味を問うという問題。
私は「日本語で書いてあるので何とかなるでしょ」
と思い、2人で対面て読み始めました。
大学入試に出てくるような文章だな、と思いましたが、リーさんはリズムを取っているようにフンフンと読んでます。というか、読むの早い!
設問も、日本人でも間違う人が多いだろな、という感じですが2問とも、あっさり正解してきます。
どうする?
時間余ってしまった(汗)
で、私はこんな質問をぶつけてみました。
「ところでリーさんは、ご自分がなぜ、この世界に存在しているのか、ということ考えたことある?」
このあと30分、日中の白熱教室が展開されたのですが、きょうは時間になりました。
この話は次回に続きます。
ではでは♪
好きして頂くと、面白いのが見れますよ〜😊
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