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義母との電話

前回のnoteの続きを書くことができます。

義母に電話をしました。

どんどん義母への苦手意識が育ってしまっていたから、電話をかけるのが気が重くてしんどかったです。

電話をかけさえすれば、身内のことで話すこともあり、話につまることはありませんでした。義弟の名前も出ないまま小一時間が経ち、そのまま電話が終わりそうでしたが、がんばって義弟の話をこちらからしました。

(追記…それにしても、夫が言うに義弟は体調が今も良くないのに、私が以前から心配しているのを知っているのに何も触れようとしなかったのは、私が他人だからなのでしょうか? そのわりに他の親戚には自分が倒れたら義弟の面倒は私たち夫婦が見ると言っていたのを知っているので、これはモヤモヤポイントでした。)

何はともあれ、電話が終了しそうだったのに、話を切り出せたのは、noteを書いて決意を固めておいたおかげだと思います。

義弟が食べられていないことを聞いていること、病院に行った方がいいと思っていることもは、すぐに伝えられました。これさえも普段は言いにくいので、前進です。

義母は義弟に対して「疲れちゃう」と言ってました。私の中では、義母は義弟に対して過保護だ、という考えが強くなっていましたが、そうではない部分もあるかもしれません。

義弟が本当に難しい性質で、義母も手をこまねいていることがうかがえました。

義母はこれまで何度も「一緒に病院に行こうか」と言っているそうで、そうすると「どうして?」と聞かれ、「調子が悪そう」と言えば「そういうことを言われると落ち込む」と言われるのだそうです。

性格的に、本人が行く気がないのに病院に連れて行くのは本当に無理そうだと感じたので、「訪問診療を勝手に頼んだらどうなんでしょうね」と言うと、「もしかしたら、家族に対しても心を開かなくなるかも」とのことでした。

心配しているし、夫と一緒に相談窓口にも行っているのに、私は義弟には一度も意見したことはありません。そもそも一年以上も会っていません。私が、病院に行くように言ったらどうなんだろう、効果がなくても言うだけ言いたいとは前から思っていました。

でも、義母が他のことでも忙しく、夫の実家で集まることをやめてしまったので、自動的に私は義弟とは会うことがなくなってしまいました。

義弟の性格について話す中で、 
「(義弟は)オープンじゃないですよね。心を開いてくれないというか。」と話すと、それは子どもの頃からとのことでした。

義母が食べないことを心配して「おかゆなら食べられる?」などと聞くと、すごく嫌がるそうです。だから、今は何も聞かずに料理をしているとのこと。

義弟は「あれこれ世話を焼かれたくはないのかな」とまず思いました。それだけでなく「お母さんの手をわずらわせたくない」と、お母さんのことを考えている部分もあるんじゃないかな、と感じました。

深く話したことはないけれど、私はこれまで18年ほどの親戚づきあいの中で、義弟の優しさを感じることがたくさんありました。

義母は「何が食べられるか聞いたら怒る」みたいに話していたけれど、わかりにくいけど、優しさの表れでもあるんじゃないのかな。義母も義弟の優しさはわかっていると思いますが。

今回の電話で、義弟の大学進学の時に、塾の先生の意見で本当に行きたい進学先を選択することができたということを初めて知りました。それなら、義弟は今後、誰かの一言で変わることもあるかもしれません。

「私はもともと壊したくないほどの関係性があるわけでもないから、思いきって病院に行くように本人に言いたい」と話すと、義母も賛成してくれました。

次に私が義弟と会ったら病院に行くようすすめることも話せたから、よくやった方です。それから、相談窓口に行っていることも伏せていたけれど、普通に言えました。

ちなみに、義母は窓口の人に質問は「何もない」そうです。急には思いつかなかったのか、義弟のことをよほど変わっていると思っているからかわかりません。でも、今後も情報は伝えたり、何か聞きたいことがないか確認していこうと思います。できたら一緒に相談にも行きたいぐらいです。私も人に「助けて」と言えない方だけれど、義母は私よりもさらに筋金入りだ、といつも感じます。
 
電話中は、展開している話だけで精一杯で言えませんでしたが、本当のことを言えば、子ども時代の影響はあるだろうな、とも思っています。

義母は「(義弟は)難しい」と生まれつきの性質のように話すけれど、生まれつきだけではないと私は考えています。

夫と義弟の子ども時代、義父は子ども(義弟ではなく夫の方)を頭ごなしに怒鳴ることが多かったそうだし、義母はそれについて「(夫が)怒られるようなことをするから」と評していました。

義父はもちろん、義母も子どもたちとってリラックスできない環境を作ってしまった一人なのに、今日もそのことは言えなかったな、という気持ちは多少あります。でも、私は見ていたわけではないから言いにくいし、義弟が健康を取り戻してくれたら、そこは触れなくてもいいのですが。

私は、大人になってから母に「(子供の頃に母が)怒ってばかりだった」と一度はっきり文句を言った経験があります。これはもう、他のことでは得られない効果がありました。

だから、義弟や夫には直接親に文句を言ってほしいぐらいです。今は義父も怒鳴り散らすことはほとんどないみたいだし、義母はもともと話は聞いてくれる人だから、やれないことはないはずなのですが、2人ともそれはしません。

そのあたりは私がやることではないので、電話に関していえば、前進したことは確かです。


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