精神科訪問看護で私が大切にしていること①
看護師 山田祥和
利用者さんをよくしようという思いはみな同じですが、支援観、看護観は支援者によって少しずつ違ってきます。
私が精神科訪問看護を行う上で大切にしていることをいくつかあげたいと思います。
①親しみやすさ
②相手の話に興味・関心を持つ
③いち訪問、いちよい出し
④自尊心のポイント見つける
⑤その場に応じた明るさ、ユーモア
⑥自己決定を尊重する
⑦少しだけ自分のことも話す
⑧楽しみを共有する
①親しみやすさ
私は10年以上精神科訪問看護を行っていますが、親しみやすさをかなり意識しています。
利用者さんは緊張されている方が多く、自分の気持ちを言えないこともあります。精神科あるあるで、「何か困り事はありますか?」と質問すると、大概「ありません」と答えます。困り事を伝えることができ、気さくに何でも話し合える環境が大切です。
言いたいことが言えなかったら精神科訪問看護ではありません。いざというときにSOSを出せなかったら精神科訪問看護の意味はありません。日頃から笑顔を大切にし、柔らかい雰囲気作りを意識しています。そのためには他愛もない雑談も重要だと思っています。
精神科訪問看護師=良き相談相手
こころいKではこの方程式を重要視しています。