ありのままの自分を受け入れるということ
看護師 山田祥和
先日ピアスタッフの記事を読んで、改めて自分を受け入れることができれば楽になるんだと思いました。
相談の中には、自分を周りと比べてしまって、なんて自分はダメなんだという思いが聞かれます。
人が他人と比べてしまうことはよくあることで、全てが悪いことではありませんが、辛くなってしまいます。
幼馴染は海外でバリバリ仕事をしているのに自分は、、、
親友は結婚して幸せな家庭を築いているのに自分は、、、
同僚は仕事もでき、どんどん出世していくのに自分は、、、
友だちは勉強もでき運動もできるのに自分は、、、
他人と比べるとどうしても辛くなりますね。
どんな自分でもいいんだ。人と比べないで今のままの自分を受け入れることができれば、こころが軽くなると思います。
自分を受けることで、自己評価が安定し、自己肯定感が高まります。他人と比較して自分を否定することが減り、自己嫌悪や不安が減少します。
そして、感情も安定します。自己否定や自責の念から解放されるため、感情のバランスが取れやすくなります。
さらに、人間関係も安定します。人に対して寛容になりやすく、健全な対人関係を築きやすくなります。
他人の評価に過度に依存しなくなるため、人間関係がより自然でストレスの少ないものになります。
よって、ありのままの自分を受け入れることで幸福感が上がります。
ではありのままの自分を受け入れるにはどうすればいいのでしょうか?
私たちがよくやっているのは、書き出してみることです。
自分は背が低い、太っている、勉強ができない、片付けられない、何をやっても長続きしない、、、
でも自分は、人に優しく、人を優先する、風邪をひかない、日本史に詳しい、少しだけ歌が上手い、、、
自分の強みや弱み、価値観や感情を理解するために、思うままに書き出すといいです。
不安や悩みを書き出してもいいです。
親が亡き後、友人との関係、仕事、お金、、、
日記をつけるのも効果的ですね。
書き出してみて、どんな自分でも自分なんです。
背が低くても自分、太っていても自分、勉強が苦手だけどそれも自分、片付けられなくても自分、何をやっても続かなくても自分、
確かに劣る部分はありますが、良い部分もあります。そこに目を向けて、ありのままの自分を受け入れれば楽になります。