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引きこもりから立ち直った私が見つけた“誰かの役に立つ”ことで得た自己肯定感
幼稚園児の頃から私は変わり者扱いの子でした。
ADHDのケがあり、ズレたことたくさんしてたんだと思います。
小学校でもその性質をからかわれること多く、中学校では無視されることがありました。
なぜか上手くいかない人間関係。
高校二年生の9月1日に登校したのを最後に、学校へ行く力がなくなってしまい、不登校になってしまいました。
私の一番メンタルの具合が悪かった時はどんどん精神処方薬が増えて、これ以上強い薬はないし、これ以上の量も出せないと言われるほど限界量まで処方薬を飲んでいた時期。
それでも苦しいのは消えずに20歳前後は一時期寝たきり状態になるレベルで、親に連れられて精神科に行く以外は完全な引きこもり生活でした。
そんな私が引ききこもりから抜け出す過程で、私が自信を持つきっかけになったのは、「誰かの役に立つこと」でした。
最初は自分のことで手一杯でしたが、少しずつ「人に助けてもらう」ことから、「人を助ける」側に回ることで、自己肯定感が自然と育まれていきました。
少しは起きれるようになってはいた時のまだまだ心苦しい時期に、電車で一時間位のところに住む一人暮らしの友人が風邪をひいたと困っていました。
私にとっては大冒険でしたが、スポーツドリンクやゼリーを買って届けたときに、相手の子が喜んでる姿を見て、何か心に湧き上がるものを感じました。
それから少しずつですが、自分の中で「立ち直る力」が湧いてきました。
例えば友人や家族の小さな頼みごとに応えることで、自分が役立てることを実感し、それが次第に自分を肯定する材料となりました。
自分が他人の支えになれたと感じる瞬間、少しずつ「自分もこれでいいんだ」という感覚が芽生え始めたのです。
特に印象に残っているのは、気分が落ち込んでいる時でも誰かに寄り添ったり、話を聞くことで、相手が少しでも楽になったと感じた時。
その瞬間、自分の存在が誰かにとって価値があると思え、自分に対する自信が少しずつ蘇りました。
「自分の力で人を助けられる」という体験は、私にとって非常に大きな自己肯定感の源でした。
無理に大きなことをする必要はなく、日々の小さな行動が自分を支えてくれるのだと実感しています。