人生における目標の決め方
この前、公園で小さなレジャーシートを敷いて、肩寄せあって、青い空と少しだけ紅葉した木々を眺めてのんびりしていた。
ふと人生?の話になって、30越えてまぁ、仕事も身についた今思うことについて話をした。
その相手も同い年で。
「私、今まで仕事もプライベートも目標を達成することだけ考えて生きてきたんだなーって最近思うんだよね。頑張ってる自分が好きというか、頑張ってないと居場所なくなるっていうか。現状維持は退化、ぐらいに思ってて。今ある幸せをちゃんと喜べないというか。『はい、じゃ、次!』みたいなとこあって、人生長いのに、ショートカットで生き急いでたのかもしれない。羨ましいなぁ。君は目標なさそうで」
みたいなことを、ダラダラと口にしたら、
「何それ、自分が目標なく生きてるとでも思ってたの?ひどい!笑」って、言われた。
仕事できて、決断早くてプライベート優先、
今が大事って感じの人だから、私にはそう見えてたんだけど、まぁ、私ひどいよね笑
「人生の大目標あるの?」って聞いたら、
「あるよー。そりゃー!
後悔しないってことかな」
ってサラッと言って秋晴れの空を見上げてた。
私は返す言葉が見つからなかった。
私はそうやって生きてきたかなぁって、考え込んじゃったよ。なんか、ハッとした。
「じゃ、小目標は?」って聞いたら、
「んー、お腹空いてきたからこれから美味しいお昼ご飯を見つけて食べることかな!」って言ってて、思わず声を出して笑っちゃった笑
「目標ちいさ!」って言ったら、
「目標は小さく、ハードルは低くだよ。」って返され、なんだか救われたんだよね。
「じゃ、私も小目標それにしよ!」ってさらっと言えて、気持ちが楽になった…っていう。
思い出した今も心の奥が摘まれたような、エモいエピソード。
後悔しないことを人生の目標に掲げる人はたくさんいるけれど、じゃ、毎日に落とし込んだら後悔してないかってきかれたら、みんな少なからず後悔することはあって。
でも、どんなに大きな目標を掲げても、今と今がつながって今日、今日と今日がつながって私の人生になるわけだから、美味しいご飯を食べることとかを目標にしてもいいわけで。
なんかそんな大切なことすら、いつのまにか忘れてたなーって。
そんなことを考えた2022年の秋。
今年ももうあと少しで終わりますね。
さよなら、秋。
こんにちは、冬。