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複雑な母娘関係、その真実

「心のストレッチルーム」前田泰章です。

カウンセリングで「母親が嫌い」というお悩みが増えています。
特に女性のクライエントさんに多いのですが、母以外の人間関係は問題ないのに、母のことになると関係がうまくいかない。というケースです。

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あるクライエントさん(女性、会社員)は、一見すると何の悩みもないように周囲から見られていました。

同僚からも「○○さんはいいわね。いつも明るくて元気で悩みがなさそうで」と言われ、仕事もプライベートも表面的にはうまくいっていましたが、学生の頃からなんとも言えない「虚しさ」「疎外感」に襲われることがありました。

この感覚はどこからきているのか?

母との関係に問題があるために、この感覚を感じていることは薄々気がついていましたが、誰にも話せないでいました。
「元気で明るい自分」というイメージを壊したくなかったのです。


母にされた仕打ち

他の人間関係は問題がないのに、母と話しているとささいなことで暴言を発してしまい、時には怒りが抑えられなくなり暴力的になることもありました。

このままでは母を傷つけてしまうのではないか、そんな不安からカウンセリングを受けることになりました。

その女性は、幼少期に母からされたことがトラウマ(心の傷)となっていました。

それは、自分だけ「除け者扱い」にされ続けたことでした。

あるとき、目が覚めるとひとりぼっちでした。「お母さん、○○(妹)」呼んでも返事がない。二人はどこに行ってしまったのか、不安でとても心細かったといいます。

しばらくして母と妹が帰ってきました。

2人は食事に行っていたのです。なぜ起こしてくれなかったのか、母に問いただしましたが、「だって、○○ちゃんは寝てたから」「○○ちゃんは一人でも大丈夫でしょ、お姉ちゃんなんだし」との回答。

このような場面が何度も何度もあったのです。

私だけ誘われない。
私だけ除け者扱い。
私は本当にこの家族の人間なのか?
母に嫌われているのではないのか?

そう思うようになったといいます。

😭

母とは縁を切るべきか?

大人になってからも、そのように感じることは続きます。

たまに帰省しても母は妹のことばかりを話し、目の前にいる自分のことは何も聞いてくれませんでした。

やがて母の顔を見るのも嫌になり、何か言われるたびに、何とも言えない激しい怒りがこみあげてきて、暴力的になることもありました。

「母とは縁を切るべきか?」
しかし、この先結婚して子どもができたら母に頼らなければならない。せめて、母との関係を普通にしたい。というのがその女性の求めていることでした。

🍀

女性の母親が、なぜこのような態度をとり続けていたのかはわかりません。

もしかしたら、母親自身が精神的な病を患っていたのかもしれませんし、深刻な悩みを抱えていたのかもしれません。

しかし、「母親」という子どもからしたら「無償の愛」の象徴でもある、絶対的な存在に除け者扱いにされるというのは、絶望的だったと思うのです。

そのような母からの仕打ちは大人になり、何かしらの「生きづらい悩み」につながります。

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生きづらさの背後にあるもの

その生きづらさの背後にある要因の1つとなっているのが、AC(アダルト・チルドレン)です。

僕は15年以上カウンセラーとして活動をしていますが、「生きづらい悩み」を突き詰めていくと、親との関係に何かしらの問題が潜んでいました。

  • 親の○○依存

  • 虐待

  • ネグレクト

  • 無関心

  • 兄弟間の比較

  • ヒステリー

  • 過干渉 など

そして、そのような親に育てられた子どもは、ACである可能性が高かったのです。

ACは病名や診断名ではなく、自己認知するものです。
たとえ母親が娘のACを否定したとしても、娘本人がACだと思えば、ACなのです。


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#共依存 #アダルトチルドレン #毒親 #母親


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前田泰章@心の問題解決型カウンセラー
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