誰もが自分らしく
こんにちは。晴美です。
今日もありがとうございます。
今日は「私の普通が奪ってしまうかもしれない、その人らしさ」のお話です。
たった今、ネットニュースで「LGBTの男性が化粧品売り場で、口紅を見ていたら、店員さんから『試してみませんか?』と声をかけられて嬉しかった。」と言う記事を見ました。
「プレゼント用ですか?」ではなく「試してみますか?」です。
今、店員さんは男性客への声がけとして「プレゼント用ですか?」は使用しない所もあるそうです。
20年くらい前、私は女性下着専門店でアルバイトをしていたことがありました。
1人でお店にいた時、閉店間際に 1人の男性が入って来てブラジャーの棚を見ていました。男性客が1人で来店したのは初めてだったので、一瞬「ん?プレゼント用かな?」と思いました。
「いらっしゃいませ」と声をかけたら、その男性は小さい声で「サイズが分からないんですが。。。」って言ったんです。
すぐに自分用を買いたいんだとわかりました。「測ってみましょうか?」と聞いたら、小さな声で「はい。」とうなずかれました。男性がブラジャーをつけたら起きそうな不都合を脳みそフル回転で想像し、一緒に商品を選びそれを購入してくれました。
今もいろんな思いを抱えて生活している方はいっぱいいるだろうと思いますが、当時はまだLGBTなんて概念すらない時代でした。
そのネットニュースを読んだ時「あの時のお客さんに、『プレゼント用ですか?』って声をかけなくて本当に良かった。」と心底思いました。
店員さんなら「プレゼント用ですか?」って最初のアクションとしてよく使う言葉だと思います。「普通」に使う言葉。でも本当はこの「普通」は「普通」じゃなかったんですね。
私にとっての普通が、誰かの自分らしさを否定したり奪ったりすることにつながってしまう。そんなことを感じました。
最後まで読んでくださりありがとうございました。もし良かったら、コメントや質問などもお待ちしています。(*^^*)