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あまい生活のそばには、いつも君がいる

この間、早起きして久しぶりに歯科検診に行った。

健康増進を掲げる企業としては、まず自分の健康からということで、約4年ぶりくらいに歯医者へ(マジめっちゃサボっててすいません)。

私は小学生〜高校生で歯列矯正をしていた。

20年前は今ほど矯正がメジャーではなくて、クラスで私しか矯正している人がいなかった。

八重歯もあり歯がガチャガチャで、小学4年生で隣の席だった野澤くんという男の子には出っ歯と呼ばれたのを、今も覚えてる。クソカス男め。

ベロを浮かせるために舌小带といわれるベロのひだを切るところから始まり、永久歯4本を抜き、ワイヤーを4年間入れた。

小学生5年生のときから入れてたんだけど、2年生の女の子から「なんで口にたくあんみたいなのつけてるの?」とも言われ、なにも答えられなかった。

ワイヤーを入れた日と外した日のことはよく覚えている。どちらも自分じゃないみたいだった。

小学校の卒アルは笑ってなかったけれど、中学の卒アルではニコニコしていた。よくエイパムと言われた。

とくに口元
完全に一致

ワイヤーが終わったあとは高一の夏休みを使って1泊2日×2回で親知らずを入院で抜いた。

せっかく歯並びを直したのに、親知らずが良くない方向で生えるとまた崩れてしまうためである。

つまり、生えてない親知らずを、歯茎を切って骨を削り、抜き取る。ちょっとした工事である。

笑気麻酔をして左右に分けて抜いたのだけど、1回目は秒で寝たのに2回目はあまり効かず骨を削る音が聞こえたうえに、夏フェスに行きたすぎてフェスの夢を見たことをよく覚えている。

そんな感じで、私の歯並びはピカピカなのである(お母さんありがとう)。

今日は、今の家に引っ越して初めての歯医者さんに行った。

入ってすぐLUCKY TAPESが流れているのに気づく。その後ひたすら流れるシティポップ。

歯医者ではJPOPのオルゴールカバーが流れるのが相場じゃないんか?私の歯医者の記憶がそこで止まっているのか?わからない。

これが歯科業界の新しいムーブメントなのだろうか。

そして待合室にはたくさんの本。

「俺だって子供だ!」イイネ

レントゲンを撮り、口の中の検査をする。鏡で確認して、歯茎チェックをして。

そして結果はというと!!

汚れの付着率7%、歯茎の出血率8%。

お口の中はとても安定してて、1桁というのは優秀ですとのこと。わーい!

正直放ったらかしにしてたので虫歯2本くらいあるかなと思ったけど何もなくクリーニングしてあっさり終了。

しかも、前歯に残っていた矯正の激強接着剤もゴリンゴリンと取ってもらった。

「これによって虫歯になるとかじゃないんですけど、せっかくちゃんと磨けてるのに接着剤は色素沈着して黄色くなるの、もったいないじゃないですか」と歯科衛生士さん。

そんなプラスアルファしていただけるなんて、しごできすぎる。

ていうか私これ、矯正で歯が削れちゃったんだと思ってたら接着剤だったんですね。

クリーニングしてもらったらツルピカになって、1日を超ルンルンで過ごした。自分の歯じゃないみたいで最高。

保険適用でこんな気持ち新たになれるのであれば、なんてオトクなんだろうと思った。献血をするようになったときみたい。

でもこれで虫歯があったら気分最悪だろうな、つまり矯正してたときにしごかれまくった歯磨きスキルの賜物ってことですね。

キツいのに慣れると、そうじゃなくなったときに思いがけない力がついてるのである。今後私は歯磨人(みがきんちゅ)としてやっていこうと思う。

自称健康増進企業なので、自分としゃいんのメンテナンスをしたうえで、万全の状態で春からの繁忙期を迎えようと思ったのでした。

久しぶりの、なんてことない日記🦷🪥

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