大部屋の大掃除が「生きる力」を育む。
板を1枚1枚はっていき、小部屋がなんとかカタチになりました✨
さあ、次は大部屋!先日、一日かけて磨いたシンクをみんなで運びます!!
「みんな、がんばれー!!」と写真を撮る私に
「いやいや、手伝ってやー!」とこうちゃん。笑。カメラマンも大事な仕事なんです♡
シンク台設置完了です!わーい!!あとは配管を買って、水道を通します。早くここで料理ができるようにしたいなぁ。
今日、お手伝いに来てくれたのは、ここのねの初めてのチラシづくりで裏にイラストで超わかりやすく不登校の現状を書いてくれたじゅんさん。ここのねの場所が見つかって初めての大片付け!の一番大変な時期から、何度もお手伝いに来てくれるお母さん。久しぶりに会うと、まるで旧友に会ったかのような安心感があります。
もう一人は、ある方の紹介で、ぜひここのねを見に行きたいということで来てくれた、彼。私たちと出逢ってすぐにも関わらず、ハードな作業を快く引き受けてくれました…!
さぁ、いよいよ大部屋をどうするか。
「ここを全部土足禁止にして、全部上履きで過ごせるようにするのはどうかな?」とももちゃん。
「いいねーーー!!」とみんな大賛成。ということは………
掃きます。掃きます。すると、次から次へと出てくる砂ぼこり。
「こりゃー、らちあかん!水流そう!!」
一階の井戸から水をくみ、流す流す。砂ぼこりを水に含ませる作戦。
こする。こする。履く履く。
「……えっとー、ところでこの泥水どうする?」
雑巾に泥水含ませ、バケツにうつし、捨てる。
「バケツの水がすぐに濁るなぁ〜。。。」
しかし、排水溝が詰まっているため、こうしかできない。。。
ひたすら雑巾で泥水を含ませ、絞る。大変な作業。今までこんなに頭使って、知恵絞って掃除したことあるかなぁ。「こういうことが生きる力を育むんだ!!」と妙にハイテンションになる私たち。
いずれは、本棚、収納にしたい棚も拭き拭き。
「お腹空いたね…」という頃に、「こんにちはー!」と外から聞きなれた声。いつも「がんばりよんねー」と声をかけてくれ、立派な黒いソファーも譲ってくれた隣のおばちゃん!
おかずの差し入れくれましたーーーー涙。ももちゃんの顔😂♡。元調理師のおばちゃんのおかず。めちゃくちゃ美味しいーーー!!!身も心も満たされる…。ここのねでいつか給食作れるようになったら、ぜひぜひ料理を教えに来てほしいねと話す私たち。
いつものように、お外でお昼ご飯♪先日、無事に電気が通ったので✨新しいコンセントを使って、コーヒーも飲めるように。うきうき!
そして、ついでに先日のOSW(おおいたスタートアップウーマンアワード)での私のプレゼンも聞いてもらいました♪
お二人のおかげで、大部屋がきれいになり、いよいよ二階はすべて上履きに♪少しずつ、お部屋感が出てきて、わくわくです♡
次は、大部屋の手前を掃除するために、大きなドラム缶をゴロゴロゴロ。
✾
今日は改めて、掃除は「協力と知恵とコミュニケーション」が大事だなぁと思いました。
大変な掃除だって、みんなであーだこーだ言いながら、知恵出し合いながらやったほうが絶対に楽しいし、きれいになります。
「無言掃除」ではなく、「和気あいあい掃除」こそが「生きる力」を育む経験になる。
だけど、そもそも「生きる力を育む」ってなんだろう。
教師時代からずっと考えてきました。
ここのねで作業していると、自分の「生きる力」がどんどん増していくのを感じます。
それは、未知の経験が次々に起こるから。
そして、それを解決するために、みんなで知恵を出し合い、協力し、創り出していけるから。
ここのねは、ずっと未完成。
それでいいんです。
それがいいんだと思います。
ここのねに関わってくれる方、一人ひとりによって、常に変化し、生まれ変わり、進化する。
そんな学校でありたいと思っています。