
本当の愛は、ただただ溢れるものだった。
「あなたはどんな人になりたいですか?」
そう聞かれたら、真っ先に浮かぶ人がいる。
それが「いくちゃん」だ。
いくちゃんは、千葉県で画家として活動している。彼女の絵はとても可愛くて温かくて大好き。

仲間と共に3年半前から立ち上げている「ここのね自由な学校」がまだ生徒も0人、場所も整っていない、本も文房具も一個もない状態の時だった。
そんな私たちの活動に初めて寄付をしてくれた人が、いくちゃんだった。
彼女が私たちを見つけてくれたのは、note。
「ここのね自由な学校」の公式noteにひたすら想いを書いて発信していたあの頃。
「学校を創りたい」その想いを書くことと「酒蔵」という場所を学校にするために大掃除をするしかなかったあの頃。
そんな私たちの想いを、星の数ほどあるnoteの記事から見つけてくれた。
千葉県と大分県。
かなりの距離があるにもかかわらず、三回もここのねに来てくれたいくちゃん。
初めての会った時は、ハンカチに自分の好きな色を乗せて自分だけのお気に入りのハンカチを作るワークショップをしてくれた。
普段言葉をなかなか発しない子が最後まで黙々と取り組んでいたこと。
自分に自信がなくなり、絵に黒しか使わなくなっていた子が鮮やかな青を使っていて、その子のお母さんがとても喜んでいたこと。
忘れられない日になった。
そして、二回目はずっとずっと欲しかったここのねの「看板」を子どもたちと一緒に描いてくれた。
暑い中、汗びっしょりになって描いてくれたいくちゃん。みんなの描いた可愛い絵も一緒になって、ダイナミックで美しい一枚の絵ができた。



毎朝見るこの素晴らしい風景は、その日からいつも私たちに希望を届けてくれている。
これを機にご近所さんとも仲良くなれたし、見るたびに元気になれる最高の看板だ。

そして、一回目も二回目もいくちゃんと一緒にここのねに来てくれた、チーズ職人の柴田千代さん(お千代さん)。
お千代さんは、チーズ工房【千】を営む店主で、『情熱大陸』にも出演するくらい世界で活躍するチーズ職人さんだ。

そんなお千代さんの熱くて楽しいモッツアレラチーズを作る授業もしてもらった。お千代さんのチーズへの愛は子どもたちにまっすぐに伝わった。お千代さん、また会いたいなぁ。

そして今回。
今回はダンサーのyokoさんと一緒に
いくちゃんは「なんでも描くよ!!」と言ってはるばる千葉から来てくれた。
な、なんでも……?(嬉しすぎる)
恐る恐るお願いしたのは、ここのねの一階の広い空間。
ここは、子どもたちが風船バレーにハマっている場所だが、天井が高くて電気が遠いことと、床も壁も灰色であることから、とても暗い印象の場所だった。

どうにか、風船バレーのコートの部分だけでも明るくしてほしい……。
そんな心からの願いを伝えた。
すると、いくちゃん
「せっかくだから一階全部やっちゃおう!!!今回だけじゃ時間が足りないから、来年は1ヶ月くらい大分に来るね!!」
なんと!ダイナミック!!!来年は1ヶ月も!?
いくちゃんの愛は、いつも想像を超えて私たちに届く。
ありがとうって何度言っても足りない。

そしていよいよ当日。一階にみんなが集まった。
yokoさんのダンスと音楽に合わせて、子どもたちは踊り出し、その足元にいくちゃんが色んな色を垂らし始める。
裸足の子
靴下の子
靴の子
手で混ぜ出した子
服に絵の具をつける子
みんな好きなように
踊るように色と遊んでいく

いつの間にか床に丸が繋がり
可愛い「ケンケンぱ」ができたよ!

次に筆を持って、好きに絵を描こう!
みんな自由に心を開放させて描きたいように描いていく。





大人も夢中。
子どもたちはもっと夢中。
みんなで描いた絵を見ながら、最後はみんなでダンスした。
「君が笑えば この世界中に
もっともっと 幸せが広がる
君が笑えば すべてが良くなる
この手でその手で 繋がる」
歌の歌詞に癒され、みんなが楽しそうに踊っている姿、美しくて温かいyokoさんのダンス。
胸がいっぱいになった。

ダンスをしながら思った。
もっともっとここから幸せは広がる
一緒にたくさん笑っていこう
泣いてもいい
怒ってもいい
生きていれば
悲しいことだってもちろんあるさ
でもきっと
その先には虹が見える
光が見える
だから一緒に歩いていこう

あんなに暗かった一階が
いくちゃんとyokoさんと子どもたち
みーんなの力でこんなに明るくなった!



私がいくちゃんに憧れるのは
いつも愛が溢れているからだと思う。
その愛は
まずは自分自身への愛がたっぷりある。
その上でこんこんと湧き出る愛を
惜しみなくまわりの人にプレゼントしている。
おっちょこちょいなところは私も同じで、めちゃくちゃ親近感♡
自ら「毒舌リーディング」をしちゃうくらい、人に必要な言葉をズバリと言えるところもかっこいい!
何よりユーモアがあって面白くて一緒にいるとお腹が痛くなるほど笑っちゃう!!!
(実際涙が出るほど笑った二日間だった)
自分の小さな悩みなんてどうでも良くなっちゃうくらい明るい、いくちゃん。
その明るさを今回分けてもらったなと思う。
だから、今、私の心の中に爽やかな風が吹いている。
胸の中にあったかいものが入ってる。
そんな感覚だ。
いくちゃんに出逢えてよかった。
いくちゃんに出逢えるような自分でよかった。
(毒舌リーディングを受けて書いた記事↓)


noteで想いを書くということ。
それは、3年越しに自分へのギフトとして
今ここに届いている。
これからもずっと溢れる想いを書き続けていこう。
私自身のために。
そして、これから出会うたくさんの人たちのために。


長い文章
最後まで読んでくださり
ありがとうございました🕊✨
皆さんに幸せが届きますように🫧