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職場差し入れの定番肉チーズサンド
以前書いた記事で、よく“クラプフェン”(アプリコットジャムが注入されている丸い揚げパン)はよくオーストリアの職場に差し入れられると書いたけど、
それと同じくらい頻繁に差し入れられるのが“フライシュケーゼ・センメル”(直訳肉チーズ白丸パン)。
ドイツでは広くレバーケーゼと呼ばれているけど、この辺ではフライシュケーゼと呼ばれている。
でも実際レバーでもチーズでもない。
言葉のあやかな。
実際は超加工肉がギュッと集まって外側が焼かれていて中はフカフカとしている、ハムでもベーコンでもないものなんだけど、ファストフードとしてはハムよりもベーコンよりも主権を握っている。
オーストリアでは、他にも超加工肉をハムにしたエクストラヴルストも非常に定番で、それを挟んでサンドもよく食べられる。
さてフライシュケーゼ・センメルなんだけど、前の職場では同じ班の同僚がたまになんの祝い事でもない日に地元の精肉店で買ってきたフライシュケーゼ・センメルを班のメンバーに配ってくれた。
今の職場になってからは、誕生日にフライシュケーゼ・センメルを差し入れてくれた人もいたし、そうじゃない時にも差し入れがあった。
昨日は、クリスマス前最終週で、ほぼ部署全員が揃った日だったのもあってか、上司が「フライシュケーゼ・センメルを買ってくる」と言って午前9時くらいに買って持ってきた。
通常、精肉屋さんがすでにセンメルにフライシュケーゼを挟んで作って一個ずつ紙に包まれた状態で来るんだけど、昨日はなんとセルフサービス形式だった。
まだ肉が焼きたてで、切れないとかいうことだった。
一個丸ごとなんて、上司太っ腹。
センメルは別で…(マスタードも用意してある)
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焼き上がりほやほやでまだ湯気が出ていたフライシュケーゼ丸ごと。
パンを切って、フライシュケーゼを好きな厚さに切って、好きな人はマスタードを塗ってパンに挟むだけ。
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お店で予め作ってくれるやつはいつも肉が薄いので、ちょっと欲張って分厚めに切ってみた。
フライシュケーゼは少しクセがあるので、食べてみた結果やっぱりあんまり分厚くない方がいいかな…と思った。
パンは、オーストリアではこの白い丸パンのセンメルが定番。
ドイツでも黒い森付近の地域の会社訪問した時にフライシュケーゼ・センメルが出されたな…。
ドイツではこれをセンメルとは呼ばないと思うんだけど。
とにかく、この辺りではバーガーなどよりもよく食べられていて、基本的に精肉店で買うのが最も美味しいとされている。
感覚としてはソーセージよりもこっちの方が頻繁に食べられる気がする。
ソーセージは冷めるとダメだけど、フライシュケーゼは冷めてもいけるからかな。
チロルではよくある職場の習慣として、フライシュケーゼ・センメルの差し入れ文化を紹介しました。