なぜか、強がってしまう
日常生活の中、または職場で、
まわりから
「スゴイと思われないといけない」
「できる人と思われないといけない」
自分を必要以上に大きく見せたり
本当は、不安でしょうがないのに
「できます」と強がってしまうことはありませんか?
これは、過去の経験から、自分が傷つかないように
無意識に身体が反応した結果、起こっているのです。
幼少期の経験
自分を大きく見せてしまったり、強がってしまった状況を
少し思い出してみてください。
その時、誰かの期待を感じて
そのような行動をしたのではないでしょうか?
それは、幼少期に親から、かけられた期待だったり、
育った環境から感じ取った感覚と似ていることがあります。
例えば、小さい頃に、下記のようなことがあったかもしれません
親から、こんな事もできないのと言われたのをきっかけに、親からできる子だと思われるように、常に頑張る
他の人から、自分のことで、親が責められているのを感じて、自慢の子供になるように常に努力をする
自分を頑張らせることで
誰からも傷つけられないように、自分を守ってきたのです。
それが、子供のころからの生きのびる戦略だったので
同じような事が起こると、無意識に身体が反応して、
自分を強く見せないといけないとなっているのです。
ありのままの感情を取り戻す
ここで大切なことは、無意識の反応を意識化することです。
人の期待に応えようとしたとき、
自分の本当の気持ちを感じてみてください。
「スゴイと思われないといけない」
「できる人と思われないといけない」
と思って、その言動・行動をとっていないか
本当の思いが他にあるのではないか
感情を感じる
そして、過去に同じような感覚になったことは、なかったかと
思い出してみてください。
その時、本当は心が傷ついたのに、その感情を抑えて感じなかったのです。
傷ついた感情を見て見ぬふりをして、できる子になるように努力していたのです。
その感情を今、感じて認識することで、
さらに自分の本当の気持ちがわかってきます。
私自身も長い間、自分の本当の感情を見て見ぬふりをして
自分を大きく見せていた部分もあったなと思います。
ようやく、自分の感情にひとつひとつ感じることで
素直な自分を取り戻し、無意識に身体が反応していた部分を
自分でコントロールできるようになってきました。
もし、自分の思いと違う行動をしていることに気づいたら
一度、本当は自分は、何を感じていて、どうしたいのか。
自分に向き合ってみましょう。