ダイエッターにおすすめ!恵方巻きの選び方と食べ方
節分といえば、豆まきを思いつきますが、近年浸透してきているのが恵方巻きですね。
しかし、恵方巻きにはご飯が多く使われていますし、具材によってはかなりボリューミーなものもあります。
今回はダイエッターの方のために、おすすめの恵方巻きの食べ方についてお話ししていきます。
恵方巻きの由来
恵方巻きの起源は諸説あり、由来は定かではありません。
元々、節分には豆まきが伝統的な行事として行われていましたが、大阪の鮓商組合や海苔問屋協同組合が「節分に巻きずしを丸かぶりすれば、その年は幸運に恵まれる」という趣旨を書いたチラシを配り始めたことがきっかけで、徐々に浸透し始めたようです。
その後はコンビニチェーンの宣伝により、「節分に恵方巻きを食べる文化」が全国に普及していきました。
その年の歳徳神がいる方向(恵方)を向いて、無言で食べる
という光景がなかなかシュールですが、今では、家族や友人と楽しむ行事として親しまれていますね。
目を閉じて食べる、笑いながら食べる、願い事をしながら食べるなどいろいろなルールが存在していて、明確なルールはないようです。
ですので、はっきりいってしまうと、恵方巻きは別に食べなくてもいいんです!笑
恵方巻きを食べなかったからといって、伝統文化をないがしろにしているわけでもなく、病気になってしまうわけでもない。
それでも、ひとつの行事なので、家族と、友達と楽しみたい!
と思うダイエッターの方もいらっしゃると思います。
では、恵方巻きの栄養価や食べるときの注意点についてお話していきます。
恵方巻きの栄養価
一般的な太巻きとして、以下の具材が入っている場合の栄養価を見てみましょう。
ご飯 200g
酢 15ml
塩 1g
砂糖 8g
焼きのり 全形1枚
卵焼き 40g
キュウリ 1/4本
かんぴょう 4g
干ししいたけ 1個
しょうゆ 9g
みりん 8g
この具材で太巻きを作った場合、カロリーは490kcal、タンパク質は12.6g、脂質は4.5g、炭水化物は99.3gです。
お茶碗1杯分(150g)のカロリーは252kcal、タンパク質は3.8g、脂質は0.5g、炭水化物は55.2gなので、太巻きを1本食べると約2倍の炭水化物を摂取することになります。
太巻きには、卵焼きやあなごなどのタンパク質源になる食べ物、キュウリやしいたけなどのビタミン、ミネラル源になる食べ物が入っているので、比較的栄養バランスは整いやすいのですが、やはり炭水化物の多さが気になります。
また、最近の恵方巻きはエビフライやヒレカツなど揚げ物が入っているものもあるので、これを選ぶと脂質も高くなってしまいます。
恵方巻きの選び方の3つのポイント
1.サーモン、マグロ、カニカマなどの海鮮系が望ましい
太巻きにはかんぴょう、しいたけの甘煮など甘い味付けの具材が入っていることが多いので、それも炭水化物量が増えている原因となっています。
それに対してサーモン、マグロ、カニカマなどの海鮮系は低糖質なのでおすすめです。
2.マヨネーズたっぷりのサラダ巻は避ける
サラダ巻というと、ヘルシーなイメージがありますが、ほとんどの商品にマヨネーズがたっぷりと使われています。
マヨネーズは脂質が多い食べ物なので、マヨネーズがたっぷり使われている太巻きは避けたほうが良いでしょう。
3.ハーフサイズを選ぶ
先ほど、一般的な太巻きの栄養価で紹介したようにスーパーなどで販売されている太巻きは、ご飯の量が多いです。
ですので、1本買って誰かと分け合うか、もともとハーフサイズになっているものを選びましょう。
コンビニで販売されているものは、ハーフサイズのものが多いのでチェックしてみてください!
恵方巻きを選ぶときのポイントを3つお話ししました。
手作りする場合は以上のポイントをおさえつつ、ご飯の量を減らしたり、味付けを控えめにしたすることでだいぶダイエッター向けの恵方巻きになります。
食べるときの注意
さぁ、恵方巻きの準備ができました。いただきます!
と言いたいところですが、少しお待ちください。
恵方巻きをそのままかぶりつくのではなく、工夫することで太りにくくなるんです。
1.恵方巻きだけを食べない
恵方巻きだけでお腹いっぱいにしようとすると2本以上食べたくなってしまいます。
それでは炭水化物が多すぎてしまうので、主菜と副菜を追加しましょう。
恵方巻きに合いそうな主菜は
いわしの梅煮
焼き鮭
生姜焼き
豆腐ステーキ
などです。
そして、恵方巻きに合いそうな副菜は
きゅうりとわかめの酢の物
小松菜のおひたし
ほうれん草の白和え
卯の花
などです。
具沢山の汁物を追加することも、満足感が増すのでおすすめです。
2.冷たくして食べる
血糖値が急激に上昇すると、脂肪になりやすくなるので、できるだけおだやかに上がるようにしたほうが良いです。
ご飯は冷やすことで、血糖値の急上昇を抑えることができます。
なぜかというと、ご飯は冷やすことで、でんぷんの一部が「レジスタントスターチ」という食物繊維に似た成分に変わるからです。
このレジスタントスターチには、食物繊維に似た働きがあり、血糖値の急上昇を抑えたり、腸内環境を整えたりします。
恵方巻きを冷やすといっても、直前まで冷蔵庫にいれておくと、冷たすぎて酢飯がぼそぼそしてしまう可能性があります。
ですので、食べる30分前には冷蔵庫から出しておくと良いでしょう。
冷やすのは1時間ほどで大丈夫です。
3. 食べる順番に気を付ける
食事が始まって一口目に恵方巻きを食べると、血糖値が急激に上昇してしまいます。
食物繊維をお腹にいれてから、恵方巻きを食べるようにすると良いです。
ポイントの1つ目で紹介しているような主菜と副菜を取り入れてみてください。
副菜や汁物→主菜→恵方巻きの順で食べるのが理想ですね!
まとめ
恵方巻きは栄養バランスが整いやすい食べ物ではありますが、炭水化物に栄養が偏りやすいです。
だからといって、ダイエット中のあなたが食べてはいけないわけではないので、今回紹介した食べるときの注意点を意識して、食べてみてください。
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