手作り猫ちぐらからの藁(わら)に夢中! 昔の人は偉かった…その①
知的好奇心が刺激され、手作業の心地よさを教えてくれる藁との出会い。
無謀にも本家は2万位する猫ちぐらを作ろうと、夜中のテンションで藁をドドンと8キロ購入したのだ!
そして、ムリや…。直感でわかることもある。現物を見る前に気づけって感じだけど。藁が届いてから色々調べた(笑)。
まず、藁を使えるようにするには「藁拵え(わらこしらえ)」が必要。
「選(すぐ)る」と言われる藁からハカマをとっていく作業。
そして、水に浸して木槌で叩き、やわらかくする。まず都内在住の私に木槌なんてねぇ!
猫ちぐらには必要ないけど、しめ縄や草履、藁細工に欠かせない「綯う(なう)」という作業もあり。
縄にすることを「藁を綯う」と言うらしい。手を擦り合わせて巻く職人技。むずい。
知らない日本語がいっぱい(笑)。
藁を持て余さなかったら、一生ググることがなかった。そこで猫ちぐらは諦めたけど、藁への好奇心は満ちていった。
藁代がかかっているので元を取りたい貧乏パワーがみなぎったとも言える!
あるもので生き抜くゴキブリのようなサバイバル魂。
新聞紙の上でドライバーでトントントン。風情はないが、間違ってはいないっ!
コロナで緊急事態宣言の中、金はないが猫愛と時間だけはあるっっっ!
ちなみに、自分フォローを入れると藁以外の猫ちぐらは作成済み。より良いクオリティを求めたら難易度が爆上がりだったのだ。
新聞紙とビニール紐による異素材ミックス猫ちぐら。材料費1000円位。
新聞紙は作っていると手が真っ黒に。猫にもインクが心配だったので底面のみでやめた(底にタオルひく)。
ビニール紐は幅の広いタイプだとじゃんじゃん作業が進み、2匹入れるサイズ完成。
想像以上に映える。雪見大福みたい!
しかしまあ、夏涼しく冬暖かい猫ちぐらの良さはない。ビニールハウスですもの(笑)。
エアコンのある室内暮らしだから問題ない気もするけれど。ビニールだから上にダイブされると即へこむ。
紙紐の猫ちぐら。手作りするなら王道スタイル。材料費2000円位。
下準備は簡単。切って(紙を)開くだけ。たぶん藁と比べたから簡単と言えるんだろう…。
部屋が汚れないのが素晴らしい。
猫ちぐらデビューを考えている人には紙紐をオススメするつもり。作り方の動画やブログも充実しているし。
でも、私は藁にたどり着いてしまった…。猫と同様に手間のかかる奴ほど可愛い心理なのか? 藁の奥深さはハマる価値あり?
続く。
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