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【好きなコトバ】応病与薬

仏教用語で「応病与薬(おうびょうよやく)」という言葉があります。
別名「対機説法」とも呼ばれ、「相手の能力・素質に対応した法を説くこと」を意味します。

私はこの言葉が大好きで、こうありたいと思っています。

・人の悩みや相談をしっかりと傾聴する。
・ちゃんと相手の心に届くように伝える。
・相手が求めてないのに押し売りしない。

相手本位のカウンセリングっていうんですかね。
「待つ」ということの大切さがわかる言葉です。

お釈迦様の説法スタイルだった

「応病与薬」は仏教用語です。

仏教って2500年前に「なんで世の中から悩みや苦しみがなくならないんだろう?」と、お釈迦様が哲学したところから始まります。

お釈迦様は、苦しみから解放される方法をひらめいた(悟りを開いた)けど、「世の中の人に伝えるには難しすぎる💦」と弱音を吐きます。

そこに梵天(インドの神様)が現れて「頑張って、みんなに伝えて❗」と励まされます。心を入れ替え、お釈迦様は世界を旅しながら、世の人々に苦しみから解放される方法を、その生涯を終えるまで説いて回りました。

人々が持ち込むお悩み相談は多種多様。お釈迦様は、その話に深く耳を傾け、その人に一番適した方法で、悩みの解決方法を提示します。

人それぞれに説法する内容が違うので、お釈迦様が亡くなったあと、お釈迦様の言葉を後世に残そうとした弟子たちは苦労したんだって。

持ってる悩みは人それぞれ。解決方法も人それぞれ。

世の中には色んな悩みがある。

「お金がない」「働きたい」「今の仕事を辞めたい」「人間関係がツラい」etc…。

それぞれに異なった事情・背景・価値観があるから、一概に同じ解決方法は提示できないよね。

しかも、相談者が相談する前と後で起こる変化って「気持ちが軽くなった」「話せてスッキリした」「この方向で頑張ってみようと思った」など、気持ちの変化なんだよね。

そんな良い変化が生まれるように、相手の気持ちに寄り添って、双方向のやりとりで、一緒にどうしたらいいか考える。

そんな相談役でありたいなぁ😌🍀

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