「抑圧」が「文化」を生む

NHKのこの番組、すっっごく面白かった✨

NHKスペシャル「新ジャポニズム」
第1集 MANGA わたしを解き放つ物語

日本のマンガ文化の最先端を追いかけつつ

世界各地にどんな影響を与えているのか

江戸時代から始まるジャポニズムの潮流を
社会学的に読み解いたり

日本人の精神性を
深く説得力を持って語ってくれた番組でした。

その中で、印象に残っているのが、「抑圧」が「文化」を生む。ということ。

たとえば、江戸時代。士農工商という、生まれによる身分制度があった。

世知辛い世の中に対する愚痴を歌で読み合う狂歌が生まれた。

はたまた、ツライ現実ではなく、華々しいスターが活躍するお芝居の舞台や、その物語の世界観を浮世絵にしたりした。

一方、現代はというと、日本には生きづらさを感じる人が増えている。

そんな中、物語の中に自由を求めて表現する。それを読んだ人々が共感する。

それが、大きなうねりとなって、文化の力で、人々がつながり、時代を動かす。

いやー、確かにそういう側面あるよね。

文化の力は、侮れない。

人々に心の豊かさをもたらすだけでなく、ときに経済を動かし、ときに国の存亡を左右する、政権の革命を起こすような人々の結束力やムーブメントをもたらすんだから。

ひとりの声は小さいけれど、ひとりが生み出した創作物によって、

その創作に込めた想いに人々が共感し、その創作をひとつの象徴(アイコン)として、大きな集合体になると、

なにか大きな抑圧に立ち向かうためのパワーになるんだよね。

なんか、番組を見て、そんなことを感じたのでした。

アートを味わえる日々を送りたいね。

ではまた!

しゅんたろう

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