肺胞気-動脈血酸素分圧較差(総Ⅲ3C9)
いわゆるベタなテーマであるが、なかなか本質がつかめず、記憶に頼らざるを得ないがゆえに、悩ましい。
いまいちど整理してみよう。
まずは理想論から。
肺胞気酸素分圧は、動脈血酸素分圧と理想は等しいよね…
からスタートする。
健康な成人でも多少のずれは許容される(これが、A-aDO₂の基準値が15Torr以下の理由)。
しかし、特定の疾患では、それが開大する。
つまり、肺胞気酸素分圧-動脈血酸素分圧が15Torr以上となってしまう。
これをA-aDO₂の開大としましょう、と。