エッセイ【記憶に残るヘンなお風呂】
温泉大好き。旅行大好き。
我が家の末っ子が春に自立するのを待って、近所の日帰り温泉のメンバーになろうかどうしようか悩んでいる間に起こった新型ウイルス騒動。
旅行どころか近所の温泉にも行かれなくなっちゃった。
がっかりしていた中で手にした本「もっとヘンな名湯」。
わあ、もうタイトルからしてわくわくしちゃう。
ヘンはクセになるって、たしかに!!
で、昔入ったことがある露天風呂を思い出しました。
20代前半スキーにはまりまくって、仕事休みの日は毎週毎週あちこちのゲレンデに。スキーを滑る楽しさとスキー旅行という旅の楽しさとそして各地で入る温泉の楽しさの虜になって、家族が呆れるほどスキーに行きまくりました。当時、車山高原スキー場では3月の土曜日はオールナイトスキーというのをやっていて、深夜0時から朝6時までオールナイト用リフト券1000円。
一晩中寝ないで、滑る滑る滑る……
ある時、長野県の車山高原まで車を出してくれていた友人が
「いいところをみつけたから、スキーの後にさっぱりしてから帰ろう」
と連れて行ってくれた先が、JR中央線上諏訪駅の上りホーム内にある露天風呂でした。
駅の近くの駐車場に車を停め、スキーウエアのまま(一晩中寝ないでスキーした後のヘンなテンションで)着替えを持って券売機で入場券を購入。そのまま改札口を抜けてホームに向かい、いざ上りホームにある露天風呂へ!
ホームから見えないように目隠しはされているけれど、ホームのすぐ真横で電車に乗り降りしている人たちを肌で感じながらの入浴。お湯はぬるいし、洗い場は寒いし、電車が近すぎて落ち着かないしで、私の温泉人生の中で一番記憶に残っているヘンな名湯。それが、上諏訪駅ホームの露天風呂。
今どうなっているのかを調べてみたら、2002年に露天風呂から足湯になっていました。足湯だったらまた入りに行ってみてもいいかなぁ。
ああ温泉入りに旅行に行きたい!!
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