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職人によるバトンリレーの妙技

飛行機が好きなんです

ただ見てるだけなんですけどね。
オタクでも何でもなくて。
例えるなら、3歳児くらいが乗り物を見ちゃうのと同じと思ってください。本当にその感覚です。

そういえば、割と子どもの頃から乗り物に乗るとテンションが上がるので、
乗り物全般が好きかもしれません。

飛行機って、頻繁に近くで見ることはないので、なおさら特別感があるのかな。
最近も、涼しくなってきたのと、空港の近くまで用事があったので、見てきました。

お客さまを乗せるまで、荷物を一生懸命収納したり、パイロットの窓から整備士さんと何かの書類をやりとりしたり。
搭乗口が切り離されて、そわそわ。


滑走路まで、専用の車にお鼻を押してもらってバック。
あんなに大きな機体のくせに、車に押してもらわないとバックできない感じがかわいくて。
押されて、上手にぐにょりと方向を変えて。

もう大丈夫!ここからは一人で行ける!
突然、エンジンがかかってゴーッと地面から音を響かせて。
そこからは急にかっこよく見えて。

整備士たちに手を振られて、滑走路を静かに歩くように進んだかと思ったら
また、ゴーッと闘志のような音を立てて。
覚悟を決めたように、ビューッと走り出して、すんっと飛び立つ。

あの一連の流れが好きなんです。

お預かりしているものがありますものね

荷物を預かり、搭乗者リストを預かり、命が乗り。
整備した安心と責任を受け取って
空の上での技術は任せてと、高揚しつつも、命を預かる責任は重厚感になって
覚悟を決めたら
もうそこからはお客さまの期待と明るい笑顔がにじみ出るような輝きを感じさせつつ

両手広げて空いっぱい、とぶ!!

感動でしかないんです

文字に表すのがむずかしい
ただただ、感動なんです
見ていると、整備士とパイロットのリレーや
お客さまの高揚する心情を感じ取れるような気がするんです。

鉄の塊で、感情のない機械が搭載されているだけですが
なんだか真逆の心情が感じられるような気がするんです。

だから、飛び立つ時には、「いってらっしゃい」
降り立った時には「ようこそ」「おかえりなさい」
滑走路に行くまでは愛らしく見える
なんてことが起きてしまうんですよね

降り立つときは、割とあっさりで、滑走路を走る距離も短いので
どちらかというと、離陸の時が好きです


もう、好きすぎて
感情移入しかありません。

今日も素敵な景色を見られて、楽しい時間を過ごせて
幸せでした!

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