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うつを経験した人がやって後悔した5つのこと

うつ病は、とても苦しい病気です。
はじめてうつ病になったときは、苦しさから仕事を辞めてしまったり、大切な人に当たってしまったりということもあるかもしれません。


この記事では、うつ病の人がうつのときにやってしまって後悔したことを紹介していきます。


同じ道を歩まないように、参考にしてください。








①大きな決断


うつ病は、脳の病気です。
うつのときはぼーっとしたり、焦ったり、判断力が鈍っていることも。
そんなときに大きな決断をしてしまうと、後悔する事態になるかもしれません。


大きな決断とは、具体的には以下のようなことです。

・仕事や学校を辞める
・転職や転校
・引越しする
・結婚や離婚
・恋人と別れる
・ペットを飼う、または手放す


うつ病は、まずは休むことが大切です。
休んで少し冷静に考えられるようになったら、信頼できる人に相談してから決めましょう。

うつのときに1人で決めると、判断を誤ってしまうことがあります。






②うつの苦しさを誰これ構わず話したこと


これは私の経験なんですが、発症したばかりの大学生の頃、うつの苦しさを誰かに分かって欲しくて、寮の友達、母、部活の後輩、大学の先生などに、
「うつで苦しいんです」
と言いまくったことがあります。



みんな同情してくれ、
「大変だね、ゆっくり休んでね」
と言ってくれました。



だけど、寮の友達に話しているときに、
「ごめん、しんどくなってきた」
と言われて、ハッとしたことがあります。


彼女は感受性が強いのか、私の話をダイレクトに受け取りショックを受けているようでした。彼女の様子を見て、私は反省しました。自分の苦しみが伝染してほしくない。人によっては話を聞くだけで、辛いのです。



うつの話を聞くだけで苦しくなる人がいることを、このとき知りました。




人に話すことで楽になる自分を感じていましたが、そのために友達を傷つけたくありません。

苦しさを吐き出すのは悪いことではありませんが、相手は選ばなければならないと知った経験でした。







③炭水化物の摂り過ぎ

うつ病は炭水化物を摂取しすぎると、症状が悪化することがあります。



特に冬季うつの人は、要注意です。
冬季うつになると、パンなどの炭水化物に対する食欲が非常に強くなるという症状が出ることがあります。



炭水化物を摂り過ぎると、脳の栄養不足が深刻化してしまい、慢性的な疲労感やうつの症状が強く出てしまいます。



うつ病は脳の病気。
脳の栄養補給にはたんぱく質や鉄分、ビタミンB群が大切です。
これらは、感情をつかさどる神経伝達物質をバランスよくつくる働きがあります。



パンやごはんを減らし、まずはしっかりお肉や魚を食べましょう。






④大切な人間関係を切ってしまったこと

うつで辛いとき、何もかもいやになって、それまでの人間関係を一気にえいっと終わらせてしまう人がいます。


人間関係を切る具体的な方法は、以下の通り。

・SNSを削除する
・LINEなどをブロックする
・電話に出ない
・メッセージを返さない
・誘いを全て断る、無視する


人間関係を切るとそのときはそれですっきりしたりするのですが、のちのちにじわじわと心にきます。
特に長く付き合ってきた友達などは、取り返しのつかない気持ちになるかもしれません。


もちろん、嫌な人間関係を続けろというわけではありません。
終わらせた方がいい人間関係もあるでしょう。


大切なのは、うつの苦しさやネガティブ思考から衝動的に行動しないことです。


何年もかかって築いた人間関係が切れるのは一瞬ですが、構築するのにはまた長い時間がかかります。


うつになったことを話すか話さないかは自由ですが、あなたのことを大切に思ってくれている人なら気持ちを理解しようとしてくれるはずです。


「うつでしんどいから、しばらく連絡できない」
「うつが辛くて、今は誰とも話したくない」
と、正直に伝えておくのも1つの方法。

元気になってから、また友情なり信頼関係を育てていけばいいのです。






⑤抗うつ薬を自己判断でやめたこと

私の自身の経験ですが、きっかけは、うつがひどかったとき、
「自分もうつだったけど薬が嫌で、頑張って断薬したよ」
という話を友達から聞いたことでした。
断薬という言葉を聞いて、試してみる価値があるかもしれないと思ったのです。


その時点で既に9年も飲んでいた薬がどの程度効いているのか知りたかったし、この辺で1度薬の飲み方を見直してみてもいいのかもしれないと考えました。


だけどその友達から、
「断薬は離脱症状が出るし、1度じゃ上手くいかなかった」
と聞いて迷いました。


離脱症状とは、
「薬物やアルコールなどの嗜好品を中止や減量した際に生じる様々な身体的、精神的症状のこと」

様々な症状とは「不安、イライラ、幻覚、めまい、吐き気、しびれなど、人によって異なる」ということです。



悩んだけれど、何か新しいことを試してみたいという気持ちもあり、断薬を実行することにしました。

このとき、えいっと一気に飲んでいた薬を全てやめてしまいました。



当時、飲んでいた薬↓

サインバルタ 60mg
アモキサン 50mg
ロラゼパム 1.5mg



離脱症状らしきものは、すぐに現れました。
体の震えや軽い吐き気。
全身のかゆみに腰痛。


次の日にはひどい頭痛がし、首が痛くなりました。
そして、涙腺が壊れました。


小説を読みながら、別に悲しい訳でもないのにボロボロと泣きました。
涙が止まらなくなってしまったのです。



断薬から3日目。

シャシャ(飼い猫)を守らなきゃと強く思い、同時に誰か私を守ってと思いました。体が勝手に動き出しそうな感覚に襲われ、すごく怖かったのを覚えています。


苦しさから、母にLINEしました。
「もう無理かもしれん」
と送るとすぐに電話が掛かってきましたが、スマートフォンがブーッと震える音が怖くて、とれませんでした。



母に、「電話恐ろしいけん、やめて」とメッセージを送ると、断薬中なのを知っている母は、「やっぱり薬飲み、飲んだほうがええよ」と言ってきました。

母からのメッセージを見ると少し気持ちがゆるみ、同時に苦しさに耐えられなくなり、抗うつ薬と抗不安薬を飲みました。飲んでしばらくすると落ち着いてきて、眠ることができました。


その後は、真面目に処方された薬を飲んで、離脱症状はおさまりました。



「抗うつ薬は、医者と相談して徐々にゆっくりと減らさなければならない」


知らなかったわけではありませんが、自暴自棄気味だった私は、えいっと一気にやめてしまって大変な目に遭いました。


気を付けてください。






うつが辛い人へ

うつのときは、
苦しさから
冷静な判断が
できないもの。
普段は
しないようなことも
やってしまいます。

でも、大丈夫。
先人の智慧を
参考に
回避できることも
たくさん
あります。

コキリ

いただいた恩は回していきます🌕感謝‼︎