見出し画像

【思いついたら更新】普遍的な学びとは

「今の仕事のXX%はなくなる」「一生食っていけるスキル」など、
昨今、色々な煽り文句がある。

世の中が変わっていく中で、もしかしたら、
今学んでいることが将来、必要なくなるかもしれない。
では、何を学べばいいのだろうか。

未来の予想は当たらない。
新型コロナウイルスで痛感した人も多いだろう。
人間は、想像力が豊かなので、「今、こうだから」「将来はこうなる!」と勝手に決めつけてしまうのが大好きだ。

でも実態として、「起こる可能性が限りなく低い」ような災害や、病気、
国や社会の要請で、個人の生活なんて、簡単に吹き飛ぶ。

スマートフォンが出る前に、スマートフォン時代に必要なスキルなんて、誰も予想できなかった。
GAFAのような企業が世界のトップになるなんて、創業時は誰も考えていない。

イギリスの研究で、専門家をたくさん集めて、五年後に伸びる企業や業界を予測して、結果をみるという実験をやったらしい。
すると、あたった確率は五割も満たなかったそうだ。

未来は分からない。
では、本当の意味で「普遍的」であり、学んでおいたほう良いことは何だろうか。注意点とその対策と共に挙げて考えてみたい。
※思いつき次第、随時更新していく。

また、普遍的とはいえないまでも、直近意識してもよいことも考えてみたい。

普遍的な学びのリスト

【一番普遍的なこと:数百年~数万年レベル
 ・ライフサイクル:何もできない赤子→子供→生殖機能を備える→自立した大人→子供を育てる→老いる→死ぬ
 ・身体(健康)
 ・心理、感情
 ・地球、自然

<理由>
・社会は変わる。文化は変わる。でも、人間の身体そのものは、何万年も変わっていない。心理や感情も同じ。

<良い点>
・学んでおけば、一生使えるどころか、次世代に末永く、伝えられる。
世界中の人々に広がる影響を持ちうる。
(欧米人もアジア人も、特徴の差はあれど仕組み自体は大差ない。)

<注意点>
・身体の仕組みは、変わらないけど、科学は変わる(進歩する)。
今、科学的に正しくても、将来は正しくないことになるかもしれない。
※昔、コレステロールは全て悪とされていたが、今は違う。悪玉と善玉のコレステロールが証明されている。
・深堀りすると、内容が難しい。医学部の偏差値が高いのは、シンプルに「人間の身体の仕組」がこの世で一番難しいから。
・普遍的であるがゆえに、みんな研究したがる、知りたがる。必然的に様々な解釈による情報が溢れる。
・仕事など直近の成果に結び付かない。

<対策>
・結論の時期を確認する。最新の科学を見る。
・専門家、分かりやすく説明してくれる書籍を頼る。
・専門家に頼るものの、情報の正誤を論理的に考え検証する。そして、行動に起こすことは自分で判断する。
・ちゃんと学んだことを「自分の生活で活かすには?」「どんな行動をする?」を考えて実行する。

【まあまあ普遍的なこと:百年~数十年レベル】
・国
・会社
・法治国家
・お金
・資本主義
・民主主義
・福祉
※重複している部分があっても、あえて、書き並べている。

<良い点>
・ルールを知らないと、ゲームはできない。最悪、罰を食らうこともある。
生きていく上で、

<注意点>
・根本は普遍性が高い。しかし、頻繁に、少しずつ改訂される。追うのが大変。
・国による違いは、実は大きい。

<対策>
・基本を抑える。あとは、自分が決断し、行動を起こすタイミングで確認する。専門家にも頼る。
※お金=信用で決まる。信用とは、「〇〇してもらえるなら、△△する」という条件付きの契約・関係、、、など、基本は自分で腹落ちさせておく。
・自国の常識、社内の常識は、一歩外に出ると非常識かもしれない。自分の所属より、「外」に目を向けて学ぶ。

直近、意識してもいい学びリスト

ここでは、普遍的とは言えないが、学んでおいて、損はなそう、ということを書きたい。
前述の通り、未来は予想できない。ただ、近過去(数年~数十年前)から変化したことに、急に戻ることは、ほぼないといっていい。

例えば、今からいきなりインターネットやスマートフォンを使わなかった、以前の世の中になることは考えにくい。(世の中に、絶対はないが。)
もちろん、どんどん新しい技術が生まれるが、「過去に戻る」は考えにくいからだ。

もっと言えば、近過去から今にかけて変わったことは、
(変化のスピードは速いが)方向性は、あまり変わらない、と言う意味で、
学ぶ価値がある。

【近過去(数年~数十年前)からの方向性】
・グローバル化
・IT技術
・戦争を避ける
・精神的な豊かさ
・男女平等
・富の再分配
※かなり、考え方が分かれると思うが、私個人の考えとして受け止めていただきたい。

<良い点>
・まさに、今のトレンドなので、乗っておいて損はない。すぐに成果も出やすい。

<注意点>
・まだ変化の途中も、途中。ITを代表として、劇的に進歩していく。新しいモノや仕組みもどんどん出てくる。
・インフルエンサーやメディアが煽るほど、大して一般個人の生活はさほど変わらない。
※技術が進化しても、人間は変わらない。複雑に沢山の人が絡み合った社会で、そう簡単に実生活は変わらない。
「AIで仕事がなくなる」がいい例。そんながばっといきなり仕事がなくなるわけがない。
・短期的(数年)の揺り戻しが起きがち。
※新型コロナウイルスにより海外に行けない、「精神的な豊かさだけじゃどうしようもないから物質的な豊かさでしょ、やっぱ!」みたいな。

<対策>
・煽られない。遠い未来は誰にも分からないのだから、自分の生活圏内だけ気にすればいい。
・変化のスピードや真新しさより「どの方向に向かっているか」だけ理解しておけばいい。
※趣味で学びたい人、仕事などで世の中を引っ張て行く必要があるなら、話は別だが。
・普遍的な学び(「人間」に対する理解)を深めておく。社会や生活に浸透する変化は何なのか。変化するスピードがどれくらいなのか、自分なりの考えを持てる。

まとめ

『普遍性を意識して、学ぶ』

肝に銘じよう。

かしこ。


記事を書くために月10冊ほど読書し、1万円ほど使っております。少しでも、応援したいと思ってもらえましたら、サポートいただけたらとても嬉しいです。