ニャんとうつくしい！

君の顔を一生、
ずっと見ていたいのニャ。
僕と結婚してくれニャ！

あら。
褒められるのは嬉しいけれど
結婚って…、

ちょっと短絡的じゃ
ないかしらにゃ？

そんなことないニャ、
だって今朝、
僕のこの自慢の毛並みが
ビビビッときていたのニャ。

僕の直感が外れたことはないのニャ！

ふうん。
例えばそれは
何だったのかしらにゃ？

フフンだニャ。
例えば今日はご主人から
ごちそうを貰える日とか

朝からビビビッと
この毛並みが逆立って
教えてくれるのニャ！

ふうん。
それだけ？

もちろん、
それだけじゃないニャ！
うっかり車にひかれそうに
なった日があったのだけれどニャ、

その日もやっぱり
朝からビビビッと
僕の毛並みが逆立って
教えてくれていたのニャ！

ふうん。
それってあなた、
良いことじゃなくて
悪いことが起こる時も

あなたの自慢の毛並みが
逆だっていたってことじゃ
ないかしらにゃ。
………、

ねぇ。
あなたは私のことを
前者で考えているのかもしれないけれど
後者の可能性もあるってことは

ちっとも
考えなかったというのかしらにゃ？
それってやっぱり短絡的…

違うのニャ！

…？

言い忘れていたのだけれどニャ、
ビビビッの感じは
同じじゃなかったのニャ。

ごちそうの時は
気持ちいいビビビッ、

車の時は
何だか嫌な感じの
ビビビッ、だったのニャ！

…ふうん。
それで、今朝は？

もちろんニャ！
気持ちいい方に決まっているニャ！
だからこうして僕は君に
プロポーズをしているのニャ！！

…。
ふうん。
それじゃあ、ちょっと
私とお付き合いしてみるかしらにゃ？

あ、結婚はやっぱり
ちょっと短絡的すぎると
私は思うにゃ。
まずは友だちからにゃ。

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どうもありがとうございます！