「描いてもなんにもならないのに」
先日見た
藤本タツキさん原作の映画
「ルックバック」での
忘れられない台詞。
(以下映画のネタバレがありますのでご注意ください)
その台詞のあとに
主人公と一緒にずっと
漫画を描いてきた友達との
思い出のシーンがたくさん映し出され
最後に主人公の
初めてのファンであり
いちばんのファンでもあった
友達の全開の笑顔。
「描いても描いても終わらない。
漫画なんて描くもんじゃないよ」
そう言い切る主人公が
漫画を書き続けている理由。
……………。
泣きました…。
今漫画を描いています。
まともに描こうとしているのは
五年ぶりくらいです。
面倒くさい
疲れる
しんどい
終わらない
腕が痛い
思うように描けなくてイライラする
何で描いているんだろう
描いてもなんにもならないのに
今まで人に見せた漫画(同人誌)
少ないもので20ページ弱
多いもので60ページくらい
学生の頃から数えておそらく
50冊近く作ってきました
毎回飽きずに
嫌だ苦しいと思うのに
ほんと何で描いてるんだろう
そうなんです
たった一人でも
読んでくれる人がいる
お金を出してまで買ってくれる人がいる
喜んで次が読みたいと言ってくれる人がいる
ごく稀に感想をくれる人がいる(宝物)
このどれか
たった一人だけでもいると
それだけでまた作ろうと
思ってしまうんですよね
我ながら本当にちょろいものです
しかし今回は
また漫画を描こう
本を作ろうと思えるようになるまで
随分時間がかかってしまいました
同人を通じて築いた人間関係で
悩んでしまっていたからです
今でも悩んでいないとは
言い切れないのですけれど
今はただ
自分が作りたいと思うものを
作って売ることだけに集中しよう。
そう思ってようやく開き直れるように
なってきました。
「なんで描いてるんだろ」
そう思いながら今日も
頑張って原稿に向かおうと思います
コミケまで後ちょうど一ヶ月!
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ここまで読んでくださいまして
どうもありがとうございます!
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