映画『PERFECTDAYS』-人生生き急いでいる人全員見てほしい
新宿三丁目の賑やかな飲み屋街を抜けた先にポツリと現れる、新宿バルト9にて『PERFECTDAYS』を鑑賞。
昨年のカンヌ国際映画祭で上映された際、主演の役所広司さんが日本人俳優としては19年ぶり2人目(1人目は柳楽優弥さん)の最優秀男優賞を受賞した作品。
この作品を見て感じることは
『こんな風にいきていけたら幸せだろうなぁ』ということ。
上映開始後の数十分はほとんどセリフがなく、役所広司さん演じる平山さんの何気ない日常がスクリーン大画面に永遠と映し出される。
それだけなのに、
引き込まれる。
これは役所広司さんの演技が最高なのは言うまでもない。が、登場人物一人一人がポンコツだがどこか憎めず、ずっと見たくなる不思議な魅力のある作品だからだと思う。
もちろん一人で見てもいいのだが、誰か大切な人と見てほしい。
その大切な人と感想を言いあってほしい。お互いの幸せについて再定義してほしい。
人生を走り続けて、昔よりは人生を俯瞰できるようになった20代後半以降の方におすすめのこの映画。
※20代前半までは迷わずワイルド・スピードを見よう。