EUオーガニック規定認証商品とは
先日つぶやきにあげたハチミツの件
先日、noteの「つぶやき」に、イタリアのミエリツィアの有機ハチミツを載せました。
それが、EUオーガニック規定認証商品なのですが、それってどんな基準なの?とお問い合わせいただいたので、記事にまとめてみます。
どんなものなら、EUの「オーガニック」として販売できる基準を満たすことができるのでしょうか。
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EUオーガニック規定の基準
chatGPTによれば
1. 化学肥料や農薬の使用制限
人工的な化学肥料や農薬は基本的に使用が禁止されています。
代わりに自然由来の肥料や有機的な害虫対策がなされます。
2. 遺伝子組み換えの禁止
遺伝子組み換え作物や素材は使用されません。
3. 動物福祉
家畜が自然な環境で育つことが求められ、自由に移動できるスペースや
自然光の確保など、動物福祉の基準も厳しく管理されています。
4. 土壌や生態系の健全性を保つため、農法や植生の管理が徹底されていま
す。
認証取得のプロセス
認証を取得するためには、EUが認定する認証機関による審査が必要です。
認証機関は農場や生産施設を定期的に検査し、基準が守られているかを確認します。
これには、土壌や水質、栽培プロセス、収穫、加工、保管の方法などが含まれます。
消費者へのメリット
EUオーガニック認定商品は、環境への負荷が少なく、安全性が高いとされるため、健康志向の高い消費者に支持され続けています。
また、EU内で流通する商品はもちろん、輸入される商品もこの認証を受けていれば、同じようにオーガニックとみなされ、信頼性が保証されています。
この認証があることで、消費者は安心して環境に配慮した食品や製品を購入することができ、信頼性の高いオーガニック商品として流通しています。
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生産者さんを直接知らない消費者は
こういう情報から安心できる食べ物かどうか、判断しつつ購入を検討できますね。
EUオーガニック認証にはマークがあって
このマークがついている商品は、オーガニック成分を95%以上含むものであるとわかります。
私は、ヨーロッパの食品ではハチミツやチョコレートを購入することが多いです。
ハチミツは、まさに、「その環境を食べている」とも言えるものです。
ミツバチは、巣箱を中心に3キロ四方ほどの範囲を飛び
咲いている花から花粉と蜜を運びます。
商品には「アカシア蜜」とか「栗のハチミツ」とか書いてありますが
実際には、そのエリアに咲いている花が完全に単一ということはないと思います。
百花蜜と書いてあるハチミツもありますね。
複数の種類の花から採蜜されたものですが、
野草のハチミツの場合が多いかもしれません。
地域や季節、咲く花の種類によって風味や香りに違いが出ますし
まさに自然そのものをいただく食べ物です。考えてみれば、とても贅沢な食べ物です。
ハチミツにはそのエリア、すべての環境が集まっているのですから
環境そのものが大切なんですよね。
それゆえ、ハチミツのオーガニック認証は難しいのではないかと思うのですが、認証がされているのであれば、それを選びたいと思います。
ほんの少しずつでも
知識の積み重ねと食生活の改善の影響は
長い人生にあらわれてきます。
戻ることはできない人生ですから、
「この今の瞬間から」を
ちょっと良い方向へ持ってくことが大事です。