ボードゲームに興じる① ラブレター
最近知ったというか、意識したのだが、都内にいくつも「ボードゲームカフェ」がある。
そのうちのひとつに行ってきた。
棚にはずらりとボードゲーム。入り口付近にはカードゲーム。
「カタン」などの有名どころに至ってはいくつもバージョンが用意され詰まっている。
圧巻である。
ゲームのひとつひとつ、キャッチーな見た目にデザインされ、それがひとつの芸術品さながらに収まっているのだ。
アンティークな雰囲気だとか、文化的な空気とか、そういうのが好きな私は一気に心を掴まれた。
ゲームは初心者のくせに。
この宝の山から、私と友人たちの4人で遊べるものを選ぶのだが、初心者なのと、プライベートで初めて会う人などもおり、みんな緊張をほぐせるものから取り掛かりたい気持ちだった。
…などという思惑はあるものの、なにせ詳しくない。何が適切かなんて、特に私などはさっぱり、アイデアなども持ち合わせていない。
仕方ないので自分が前々からやりたかった「ラブレター」を提案。
これはカードゲームであり、1ゲームが数分で終わる軽さだ。適度に頭も使い、運の要素も大きい。
経験値もそこまで必要ないので、今思うと、初手には良かったんじゃないかと思う。
詳しい友人もその場で賛同してくれたので、早速ルール確認しプレイ。
結果的には、大変よろしく楽しんだ。
初心者だからと少ない枚数でプレイしていたが、単純だから続いたのかと思えば、終盤は拡張プレイも何度か試した。
駆け引きもし、運にも頼り、勝ったり負けたりいい塩梅に巡っていたと思う。
もちろん頭脳派はもっと考えたいかもしれないし、人間には種類が多いから好みは分かれるのかもしれないが、さすがは人気のカードゲーム。
ひとしきり遊んだところで、私たちは意気揚々と、ボリューミーなゲーム「カタン」の準備へと取り掛かったのだった。
せっかくのボードゲームカフェなので、色々な種類を楽しまなくては。
それにしても、ゲームに詳しい知人が私に「カナイセイジ」というゲームの考案者の名前を合わせて教えてくれていたのだが、プレイするより先に作者の名前を知る人は、なかなか珍しいのじゃないだろうか。
ましてや「文絵のために」という別のゲームまで体験したこともあるなんて。
ゲームの世界は奥深そうだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?