#183 体験練習
春休みが近づいてきた。今日はあたたかい春の天気だった。
午後からの練習があるというので私も見学に行った。キャッチボールの時には、大きな声が出ていたし、練習にも気合が入っているように思えた。
私は、練習を指導してくれているコーチに、挨拶に行った。「先日の試合にも、一点差で負けてみんなだいぶ悔しがっていた。」と、コーチが言った。
今日の練習には、ユニホームを着ていない子供が交っていた。「あの子は、体験練習に来てくれたんです。ＷＢＣを見て、野球をしたくなったようです。ホームランを打ってみたいとのことです。
きょうは、久しぶりにロングティーをやる予定です。やはり、ボールを打つことは、楽しいことですから。今日は、あの子らから、バッティング練習をさせてあげます。」と、コーチが言った。
コーチが、うちやすいボールを投げた。しかし、最初は空振りやバットの芯にあたらないことが続いた。２０～３０球ほど打つと、だんだんと正面に飛ぶようになってきた。コーチからも、チームのみんなからも「ナイスバッティング。」との掛け声が飛んできた。
最後に、飛距離のあるライナーを打って終わった。コーチが「上手やん。練習したらもっと上手になるで。」といわれて嬉しそうだった。次は守備をしていたが、元気にボールを追いかけていた。
５時前になって「今日は帰ります」とコーチに行った。「次の練習にもくる？」とコーチが言うと、「はい。」と言って、自転車に乗ってみんなに手を振りながら帰って行った。
＠野球
#野球が好き