#403 百舌鳥古墳群
先日のお昼ごろ、私と妻は仁徳天皇陵古墳を見に行った。最寄りの堺市の百舌鳥(もず)古墳群ビジターセンターでパンフレットをもらった。近くに喫茶店があった。ハンバーグも、プレートにも前方後円墳のかたちが模されていた。
仁徳天皇陵古墳(大仙古墳)は、ピラミッドや秦の始皇帝のお墓と並ぶ巨大なお墓であること、そして2019年には、大小たくさんの古墳が百舌鳥・古市古墳群としてユネスコ世界遺産に登録された。
私たちは堺市立博物館に入った。ボランティアガイドのかたが、博物館の中を案内してくれた。
古墳時代の堺を中心にする地形や遺跡の地図や、古墳からの出土品があった。
古墳は土を掘り、墳丘を作っていったこと。土が掘られたところは堀になり、円筒埴輪は墳丘の土留めや結界を示すため大量に使われたことが分かった。堀の水を排水する水路も、古墳の建設当時から考えていたこと等が分かった。
巨大な古墳には、当時最新の土木技術を持った人々が、大陸から多数招かれ、建造にあたったのだろう。ガイドさんの説明はとても丁寧だった。
再度、博物館の堺を中心としたで古墳時代の地図を見た。昔の海岸線は、今の海岸線と比べてはるかに内陸に入り組んでいた。船に乗って中国大陸や朝鮮半島からやってきた人々も、大阪湾に入ったところにたくさんの大きな墳墓を見ただろう。そして、巨大な仁徳天皇陵を見た時は、彼らはどう思っただろうか。
私たちは、仁徳天皇陵古墳の拝所に参拝し帰路についた。
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