#383 横断歩道
先日の金曜日は、PTA交通指導の当番の日だった。1・2年生の下校時間の3時前に、国道の歩行者用信号機のある横断歩道に行った。雨が降っていたので、傘を差し交通安全の黄色い旗を持って児童の帰りを待った。先に、2年生の集団が元気よく帰ってきた。
私は、歩行者用信号機の押しボタンを押した。やがて横断歩道が青信号になり子供たちは国道の向こうに歩いていった。
しばらくして、黄色い帽子をかぶり、交通安全の黄色いランドセルカバーをした一年生の児童の集団4名が信号機のところに来た。私は、歩行者用信号機の押しボタンを押した。子供から、「誰のじいじ」と聞かれたので、「りかこのじいじやで~。」と言った。
私は、子供たちと一緒に、黄色い旗をかざして横断歩道を渡った。子供たちは、私に「ありがとう」と言って2方向に分れて帰っていった。小さな体に大きなランドセルは、まるでリュックを担いで登山をしているように私には見えた。
りかこが1年生の時は、背が低い小さな子どもだった。ランドセルには、教科書やノートがぎっしり詰まっていた。頬を赤くさせて家に帰ってきた。そのりかこが、小学校6年になり、背が高くなり、スマートになった。
小学校6年間の成長はすごいもんだとあらためて実感した。
私の、交通当番もこれで終わりになった。