#471 学力テスト
4時すぎ、りかこ（小６）が、「ただいま」と言って帰ってきた。私も「お帰り」と言った。私が、「ママからりかこへのメールやで。学校から帰ったら、お米を４合洗ってほしい、洗濯物を取り入れてほしいって書いてあるわ。」と言うと、「うん」と言っただけで、制服のままYouTube動画を見始めた。
私が「もう5時半まわったで～」というと、ようやくりかこは、お米を４合洗い、洗濯物のとりいれにかかった。その後、ソファーにいる私のところにりかこが来た。そして、「おじいちゃん。これ～」と言って、採点された国語の学力テストをわたしに見せた。りかこのテスト問題を見るのは、久しぶりのことだった。『なんと１００点だった!!!』。
私が、「りかこ。えらいやんか～。スマホで撮って、おばあちゃんに見せてあげるわ」というと、「私の学級で１００点は２人だけやったわ。私は、学力テストではじめての１００点やったわ。」といった。
「国語の時間に学力テストを返してくれたわ。出席順に並んで、先生からもらったわ。教室では、みんな『惜しかった～。』『お前、何点やった？』とか言って騒いでいたわ。なかよしの、あきこが『すご～い、りかこ天才やん‼』などなど、１００点のテストをもらった時のことをりかこは話した。
「答え合わせをしている時に、みんな、先生の答えを写していたけど、私は何もせんでもよかったし、みんなが写しているのを見ていたら、１００点ってええ気持ちやな～と思ったわ。」と言った。今日のりかこは、よくしゃべった。
「１００点取ったら気持ちがいいやろ。」と私がいうと、「うん。」と言った。そして、「また、１００点取りたいけど～、次に１００点取れる自信はないわ。」と、りかこは言った。