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見方日記 1/16〜 2022

雑然とした日常のメモのうち「見方」とも言えるようなかすかな断片たちが居場所を求めている。

1月16日

古代中国からの世界観で、
天は丸、地は四角のかたちで象徴している。

日本の前方後円墳も、
丸と四角で構成されている。
つまり天と地を表している。
そこに王が眠る。

1月17日

こけおどし。

ハリボテ。

あまりいい意味では使われない言葉だけれども、
見方日記的には、
どう工夫したらこけおどせるか、
ハリボテられるかを考えることは、
とっても見方の訓練になりそうだ。

運とは、
たまたま
いい時にいい場所にいること。

適応とは、
そのたまたま巡り合った
いい時いい場所で、
大きな口でぼた餅を食らうこと。

1月18日

孔子は新しい街につくと、
その街の民に一番はじめにこう質問した。

「この街にはどれくらいの人が住んでいますか?」

孔子は治世において、人口こそが非常にベーシックで大事なデータなんだととらえていたことがわかる。

母「シンカリオンって何?」
私「え、わたしも知らない…けど、新幹線がロボになって戦うアニメじゃないかな」
母「何と戦うの?在来線???」

Twitterより。

音大時代のブラジル人の友達に「この曲題名がサンバだけどサンバ要素が全く無いって日本で言われてる」とマツケンサンバを聴かせたら「音楽的にサンバかどうかなんてどうでもいい。ゲイシャ(侍?)がハッピーに歌い皆が踊る。それこそがサンバのソウルそのものだろう」と返ってきました

Twitterより。

1月19日

積雪

精霊

ちょい似てる。

雪には、精霊が宿っているのかもしれない。

室伏さんが高木菜那さんをコーチして。

「スケートは左右に移動をするんですけれど、その時に腰の方から水平に、腰から左右に移動していくことができてなくて、これをトレーニングで徹底して修正しました。平行移動することによって、氷上に真っ直ぐ力が加えられるようになるんです。」

スウェーデン人としてのアイデンティティと故郷・家族への望郷の念を抱えながら、

「それを見せるなんてできない」

と、
日本で仕事ができることへの感謝を語っていた。

そこに本当のLiLiCoさんを見た。

自由とは自らをもって由となすと書く。

語ることにも勇気がいる「それを見せるなんてできない」という生き方も、険しいけれどひとつの自由なのかもしれないと思った。

1月20日

地球は1つなので、英語では大文字でEARTH

同じように、インターネットも1つと考えるならINTERNET

だけど、最近はinternet表記がほとんど。

ということを、村井さんとJOIさんが嘆いていた。

また別の観点だと、大文字小文字表記の違いで、そういう「地球に1つ」という概念が表現できるのが英語の面白いところ。

日本語の「インターネット」ではそれが表現できない。

1月21日

わたしじゃなくてスーパーの精肉売場の人が言われてた一言だけど面白いから聞いて。

精肉売場で一生懸命に何かを探していた推定小3のおつかい男子

「朱肉ありますか」

吹き出しそうになったのをぐっと堪えた。男子はスーパーの人に文具売場に連れていかれた。

Twitterより。

1月22日

結構不思議なのは、北欧での雑誌などでの語りからは、どういったことが起こり、どういった風景が生まれ、どんな笑顔や幸せが生まれたのか、という、僕にとってはバイラルに不可欠そうに見えるナラティブが欠落しがちなこと。

これは本当に不思議で、日本での当たり前の感覚でそこに掲載されているプロジェクトを辿ると、どのプロジェクトも魅力的に見えない。それはそのプロジェクトが本質的に魅力がないということではなく、僕の中のプロジェクト評価軸が、いかに課題が解決されたかとか、持続可能な社会にどうインパクトを与えたか、ではなく、そこでどのように笑顔が生まれたか、ということに極めて偏っているからだろう。

日本で培ってきた人情の評価軸で、北欧の解決の語り口を評価しようとしているから魅力を感じないのだ。

森さんのnoteより。

「最初の視点をどこまでも見極めたいのが好奇心。行き着く先をどこまでも追いかけたいのが
想像力。」

「都会のマンションにハトが寄ってくるのも、ハトにとってはマンションが岩山に見えているからなのでしょう。」

福岡伸一ハカセ

1月23日

平気で生きる、それが悟りの境地。

正岡子規

串柿。

そとは2個2個(ニコニコ)、
なか6つまじく(睦まじく)。

ーおつまみは脇役じゃないですか?

おつまみも、美味しいと思って食べているときには、主役。

つまらないものでも、それが思い出になってくれたらいいですね。

NHK 72時間。

1月24日

そういえば、図鑑の「鑑」ってどういう意味?



古代中国の青銅器の一つ。春秋時代に盛行した。深鉢状をした大型のたらいの一種で、一対ないし二対の耳(じ)(取っ手)がつく。沐浴(もくよく)などに使用。

そこから派生し、

1 反省の資となる前例や手本。「殷鑑(いんかん)・亀鑑(きかん)」

2 資料を並べて手本とする書物。「図鑑・大鑑・年鑑・武鑑・宝鑑・名鑑」

3 よしあしを見分ける。よく点検する。「鑑査・鑑識・鑑賞・鑑定・鑑別/清鑑」

4 身分・資格などを見分ける証拠。「鑑札/印鑑・門鑑」

めっちゃ派生するな。

小2の時、ニュースで見た「自然破壊」という言葉がとてもカッコイイと思った俺は「自然破壊軍団」という秘密結社を作り校庭の雑草を破壊(草取り)していたところを校長に見られ、めちゃめちゃ褒められたことがある。

Twitterより。

1月25日

宮沢賢治は、グスコーブドリの伝記の中で、

稲をオリザと表現している。

これはなんとなくかっこよさげに物語の世界観を表現したいということよりも、学術属名「oryza」に依拠することで、「稲」から連想される文化的なあれこれから開放させ、あくまで植物的な稲の側面にフォーカスして話を展開できるという効果を狙ったのではないだろうか。

人をヒトと表記するように。

北野大さんの仮説。

「イチ僕の意見なんですけど、世の中って基本的にみんな下の上というか。で、中の中ある人ってかなりモテる人で、中の上から芸能人になれると思ってるんですよ。中の上って正直カワイイです。中トロの一番ウマいところ。」

空気階段鈴木もぐらさん。

そうかその見方をすると、下の上は赤身の一番ウマいところだな。めっちゃ好き。

1月26日

人は無意識に、人の表情を読んでいる。

死体を気持ち悪いと思うのは、表情が読めないから。こいつ何考えているんだろう、と。死体だから、表情読めなくて当たり前じゃんと思うかもしれないけど、それでも無意識に読み取ろうとして読み取れず、それを気持ち悪いと脳のほうで表象している。

家族や恋人だったら、死体とはなかなか言わない。永遠の眠りとか、安心して亡くなったとか、そういう気持ちを抱く。二人称は死なない。三人称は死ぬ。赤の他人の死は三人称。しかも読み取れない。だから気持ち悪い。

養老さんの話。

1月27日

「昭和生まれだからね」と言われると、何やら時代遅れの人間と蔑まれた気分になりますが、二男(小1)にはいつも「ぼくとお兄ちゃんは2,000年代生まれだけど、お母さんは1,000年代生まれだよね?」と言われているので、源頼朝も20代の人もみんな仲間な気がして壮大な気分になります。

Twitterより。

西洋音楽をベースとする通常の楽音は12個の音階。ところがこれがトルコに行くと48個に分かれている。西洋音楽の平均律では一オクターブを12に分ける、つまり半音の周波数は2の12乗根になるわけですが、例えばトルコの伝統音楽では一オクターブを48に分けます。そうすると西洋音楽では誤差の範囲となる同じ音が、トルコでは違う音ということになります。CDになる際にカットされてしまうけれど、古いガット弦を張ったバイオリンは現代のスチール弦のものとは違う倍音をもっている。

山口周さん。

1月28日

ある事柄を、
1時間で話せる、10分で話せる、1分で話せる。

そのように自由自在に話せると、
だいたいそのことを理解している
と考えられる。

布施英利さん

ねほりんぱほりん

「女子刑務所にいた人」
刑務官に見つからないために…
マリアさん「『ズッズッ』っていう合図があるんですけど…」
マトイさん「「懐かしい」
刑務所の中は原則、私語厳禁。口が動いているだけで注意される恐れがある。そこで口を動かさずに音が出る「ズッ」が使われる。

口を動かさずに発音できる音は他にもあるが、なぜか全国的にズが使われているらしい。

なぜだ。

スペイン領カナリア諸島のラ・ゴメラ島では、口笛言語「シルボ」というものがあるらしい。

シルボは口笛でアルファベットを表し、単語や文を伝えることができるとのこと。

口笛言語はアフリカからヨーロッパ、アジア、ポリネシア、南アメリカ、北アメリカなど世界中の多くは険しい山岳地帯やうっそうとした森林地帯で発達してきた。なぜか?口笛言語は人間の声よりもはるかに遠くまで届くから。

熟練した口笛言語の使い手は車の騒音を超える120デシベルもの音を出すことが可能で、さらに音のほとんどがさまざまな雑音より高い1~4kHzの周波数を出せる。そのため、口笛言語は通常の大声よりも10倍も離れた距離で理解可能。


1月29日

「ものを比べて測るとき、同じ定規を使うからどれくらい違うかがわかるのであって。」

「当事者であり、傍観者、観察者でもあるという癖が子供のときから抜けない。」

「映画とは自分から出る膿。」

「孤立は覚悟してた。孤立しても自分だけ勝手に進んでしまえばいいじゃん。」

北野武監督。

「私の場合、スタバは美味しいかどうかより、スタバを飲んでる自分に酔いたいから行く。テキーラより酔える」

Twitterより。

1月30日

特別養子縁組すること会社の人に報告したとき話の流れで「血が繋がってないから顔とかわたしたちに似ないんだ」って言ったら「どんなふうに育つかわからないってことですか?ロマンチック〜!」って言ってくれた人がいて最高の感性〜〜〜!ってなった

Twitterより。

体育の持久走が憂うつな娘に「早く走らんでいいし、自分との戦いちゃう?」と言ったら「自分とは仲良くしたい」と言っていた。

Twitterより。

伸びた分、切ってください。

美容室の隣の男子が言った。

その伸びた分は、
ちょうど美容室と美容室の間の時間を
生きた長さなんだなと思った。

1月31日

同僚のアメリカ人に日本語を教えてるんだけど「過去、加工、括弧、格好が完全に同じ発音に聞こえる!違いが全く分からない!」と言うので、「わいがいつもlow、law、row、rawが同じ音に聞こえる…って言ってるのと同じだよ」と言ったら「お前の気持ちがやっと理解できた」と言われ相互理解が深まった。

Twitterより。

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