見方日記 4/1〜
雑然とした日常のメモのうち「見方」とも言えるようなかすかな断片たちが居場所を求めている。
4月1日
アメリカではダース単位が多く使われるんだけど「12進法分かり辛いから10進法の方がいい」と同僚のアメリカ人に言ったら「分かってないな…ダースは優しい単位なんだ。ドーナツ12個なら3人でも4人でも6人でも分けられるが、ドーナツ10個だと3人でも4人でも喧嘩になるだろ?」と言われ納得してしまった…
Twitterより。
4月2日
プライドっていうのは能力の高い人が自分を律するために持っている物で、凡人のそれは、自分を有能な人間だと思われたい願望からくるただの見栄っていうんだよ。まったく違うよ。
中尾彬さん
4月3日
最後に一言、この本によって「たった一つのこと」を理解する道もまた、当の「たった一つのこと」によるべきであることを申し添えます。ずいぶん長い「追跡」でしたが、どうぞこの本は、二度読んで下さい。どんな書物もそうですが、二度読んではじめて読んだと言えるのです。
高田瑞穂先生
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言葉は無数の〈ゆらぎ〉を含みもつ。
相澤先生
4月4日
ある者は生まれながらにして道とは何かを知っている。ある者は学んで道を知る。またある者は苦しみながら道を知る。このように、道を知る方法は三者三様であるが、結果的に道を知ったという点では同じである。
ある者は何事でもないように道を行い、ある者は道とは何かを確かめるようにこれを行い、またある者は頑張って道を行う。このように、道の実践のしかたは三者三様であるが、道を実践しその功を発揮したという点では同じである。
中国の古典『中庸』より。
4月5日
「締め切り」と「本当の締め切り」と「これマジのやつです」の3段階を使い分けるのが社会人のマナー
Twitterより。
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天才が言う「『偶然』こんな本を見つけて読んだけど凄く良かった」は、偶然を引き当てるまでの素養が桁違いだからあまり信用できない説
それに対してのコメント
「そもそも
天才の偶然は試行回数が多い 」
togetterより。
4月6日
「みなさんが思っているより、大谷翔平、3倍くらい英語できますよ。」
通訳の水原さん
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「育毛剤に脱毛剤入れるぞ」
という、メーカーへの脅迫。
4月7日
保全すべき対象は、地域集団であり種ではない。
保全生物学の分野では、保全すべきかどうかの単位は種ではなく、進化的に重要な単位(独自の区別できる遺伝的組成をもつ単位)とすべきであるとする考えもある。
河田さんのnoteより。
4月8日
段取りをしすぎると、出ない味がある。
浜作さん
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浜作さんのお料理教室にて。
「何グラムですか?」
「見ての通りです。」
目指す状態があるだけで、素材や天候という状態が変われば、塩など入れる量も変化していく。
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「一話完結としては、これぐらいのお出汁があってもいいかもしれまへんな。」
お料理に、一話完結という喩え。
浜作さん
4月9日
地獄のようにしあわせすぎる、
というレトリック。
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隣から聞こえる謎の会話
「メロンパンにさ、メロンって入ってるの?」
「入ってるわけないじゃん、じゃあフランスパンにフランスが入ってるの?」
信号待ちしてる時に笑かすな
Twitterより。
4月10日
息子に「楽しかった?」て聞くと「タノシカッタ!!」て返ってくるんだけど、
「どうだった?」て聞くと「ドウダッタ!!」て返ってくる事が判明してしまった😂
Twitterより。
4月11日
開封直後の美容液(1万5千円)を落として床にまき散らしてしまったので、床に「綺麗だよ」って言ったりして何とか正気を保った。
Twitterより。
4月12日
「何か忘れている」
という付箋メモ。
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「いいなあ台風は進路が決まってて」
「いいなあ副詞は修飾先があって」
4月13日
料理屋の仕事の8割は、掃除。
板前の(お客さんの目の前で調理する)場合、
包丁が光りすぎないように、
研いだあとあえて傷をつける。
それを「霞」という。
4月14日
多様性とランキングは相性が悪い。
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シンメトリーだと野暮。
4月15日
生臭いものが嫌いな人が調理すると、
生臭くないものが出てくる。
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りんごって何色?
ってメールに「皮ですか?中身ですか?どっちか教えてください」と返信する人よりも「皮は赤で中身は薄黄です」と返信する人の方が仕事ができると思う。
仕事の速さとは"動きの速度"ではなく"無駄な動きの排除"なんだよ。これ、超大事。
Twitterより。
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