匿名の寄付を僕は今まで信じていなかった
Carstay株式会社の宮下です。
先日、医療機関向けにキャンピングカーを無償貸出する「バンシェルター」という取り組みに関する記事を書かせて頂き、支援者さまをご紹介させて頂きました。
そして、その後もクラウドファンディングサイトCAMPFIREから多数ご支援を頂き、現在243名もの方々にパトロンになって頂いています。誠にありがとうございます。
残り10日・支援総額500万円直前というこのタイミングで、タイトルの「匿名の寄付」について書きたいと思います。
なぜクラファンという形式をとったのか?
そもそもの話です。詳細はこちらのnoteをお読み頂けたらと思いますが、一言で表すと「コロナ明けの楽しみが支援に繋がる」というサブタイトルになります。
具体的には、コロナ禍の自粛疲れを癒すために、コロナ収束後のアウトドアや旅を存分に楽しんで頂けるよう、キャンピングカー・キャンプ場・アウトドアギアの予約 / 購入リターンを入れさせて頂きました。
そして、あくまで支援者さまには、“自分のために"クラファン に参加して頂き、それが"医療従事者さまのためにも"なるという仕組みを作ることで、寄付やクラファンに馴染みがない方にもプロジェクトに興味を持って頂こうと考えていたんです。
もともと”匿名の寄付者”を想定していなかった
そのため、当初からパトロンになって頂ける方は、旅やアウトドアが好きな方をメインに考えていました。
つまり、このクラファンでは、いわゆる「寄付」という支援をあまり想定していなかったんです。
僕自身クラファンに挑戦するのが初めてで、頼るとするならば同世代の20代の友人たち。
しかし、正直僕自身もまだ寄付という経験は少なく、また、NPOを立ち上げるにも、寄付が集まらず、休眠したという苦い経験もありました。
そのため、あまり寄付者のイメージが湧かなかったという理由もあります。
さらに、購入型リターンのクラウドファンディングの場合、一般的に寄付控除等の税制メリットが受けられないため、寄付という支援自体では、寄付者にリターンが生まれにくいのではないか?と当初考えていたんです。
嬉しい誤算、匿名の寄付者が続々と現れる
しかし、大変ありがたいことに、この度大変多くの匿名の支援者さまに「バンシェルター」のスポンサーになって頂くことが出来ました。
こちらのクラファンのページから、支援者さまの一覧を見ることが出来るのですが、「guest~」で始まる名無しの方々がとても多いことが分かります。
さらに、CAMPFIRE以外でも、バンシェルターのニュースを見て頂いた方々から、物資提供をさせて頂けないか?という有難いお申し出を頂きました。
「大変光栄ですのでお名前だけでも活動報告書に書かせて頂けませんか?」
とお伺いしたところ、
「いえいえ、大丈夫ですよ。気持ちだけでも嬉しいです。医療現場を支援したい、でも出来ない。という私たちにとって、このような尊い取り組みに関わらせて頂けたことだけでも、とても有難いことですから。」
とコメントを頂くこともありました。僕はただただ頭を下げることしか出来ず、いつか将来自分もこんな大人になるぞと、そう心の中で誓いました。
"Pay It Forward" は幻想ではなかった
勿論、匿名だから素晴らしいという話ではなく、どのような形であっても、自分が立ち上げたプロジェクトに多くの支援者さまにご協力頂けることは大変ありがたいことで、いま感謝の気持ちで一杯です。
”Pay It Forward”という、ある人物から受けた親切を、また別の人物への新しい親切でつないでいくことを意味する言葉がありますが、まさに、今回のクラウドファンディングを通じて、これを実感しています。
頂いたご恩を将来お返し出来るように、まずは、未だ逼迫している医療機関さまへ1台でも多くのキャンピングカーをお届けすることで、「バンシェルター」を絶対成功させます。
活動報告はこちらのページで行なっておりますので、ぜひご覧頂けましたら幸いです。
残り10日・恐れ入りますが、追加リターンもいっぱいありますので、引き続き応援のほど、宜しくお願い申し上げます。
「バンシェルター」のダイジェスト動画も制作しましたので、もし良ければぜひご覧下さいませ!
追記:AMEBA Morningさまにも取り上げて頂きました!
追記の追記:6/16(火)22PM〜放送の「ガイアの夜明け」にも出演させて頂けることになりました。乞うご期待下さいませ。
2020.06.06