Carstayの戦略を全公開。未来を共に実現するパートナーをFUNDINNOで募集開始!
9月に入るも、まだまだ暑い日が続きますね。
2023年が残り4ヶ月とは信じられません…
前回は、Carstayがキャンピングカーをつくる理由について述べました。
そして昨日は、FUNDINNOにて、「株式投資型クラウドファンディング」による資金調達を開始することを発表しました。
*FUNDINNOの募集ページはこちら↓
そこで、このnoteでは、Carstayが株式投資型クラウドファンディングを行う理由やその先に目指していることについて記したいと思います✍️
株式投資型クラウドファンディング(ECF)とは
その前に、そもそも「株式投資型クラウドファンディング」って何…?という方も多いと思うので、簡単に説明します!
株式投資型クラウドファンディングは、IPOやM&Aを目指すスタートアップ企業がWebサイト上で株式 または 新株予約権の募集を行い、投資家が未上場企業の株主 または 新株予約権者 になることができる仕組みです。
ここでは3者が登場します:
上場企業の株式は誰でも売買することができますが、未上場企業の株式を売買できる機会は、これまで一部のベンチャーキャピタル(VC)・事業会社・エンジェル投資家のみに限られていました。
そこで、「株式投資型クラウドファンディング(ECF)」というスキームの登場により、誰でも一定の基準を満たせば、スタートアップ企業の株主になる機会を得ることができるようになった!ということです。
海外ではスタートアップ企業の資金調達方法が多様化しており、その1つがECFです。日本では2015年の金商法の改正に伴い解禁され、FUNDINNOが日本初・日本最大のECFプラットフォームとして広がってきました。
FUNDINNO(ファンディーノ)とは
続いて、FUNDINNOについても簡単に紹介します!
また、FUNDINNO社自体もスタートアップ企業であり、先日は46億円の大型資金調達を実施したことでも話題になりました。野村ホールディングスを含む証券会社や、三菱UFJ信託銀行などの金融機関なども株主になっており、信頼性が高いECFプラットフォーム事業者としての地位を確立しています。
*投資家登録はこちらのページから申請可能です。本人確認書類があれば、所要時間は5-10分、審査を経て、約1週間以内で登録完了します。
ECFに対する私の考え
私がECFを知ったのは、2018年にCarstayを創業した時でした。最初の資金調達手段としてECFを検討したものの、当時は金商法が未整備だったり、スタートアップ界隈でも "ECFすると上場できなくなるから危ない"という雰囲気が漂っていたため、1度諦めたことがありました。
一方で流れが変わったなと感じたのは、2021年にFUNDINNO社を通じてECFを実施した企業の株式公開事例が生まれたことです。
以降、ECFプラットフォーム事業者がVCや証券会社との提携を積極的に進めたことでサービス利用者が増え、最近ではスタートアップがブリッジファイナンスのために、ECFを積極的に活用する事例も増えてきています。
また、ちょうど先日、シェアリングエコノミー界の雄である、ADDress社がECFを通じて約500名の個人投資家から9,930万円の出資を集めたことが話題になりました。
ADDress社の説明会にて、ジャーナリストの佐々木俊尚氏が、消費者と投資家を兼ねた存在であるインベストシューマー(Investor × Consumer)が、ECFを通じて企業を支える存在になっていると述べたのが印象的でした。
以上の背景から、私は正直ECFについて、もともと懐疑的ではあったものの、FUNDINNOのようなECFプラットフォーム事業者の社会的信頼度がここ数年で格段に高まってきていることや、ポジティブな反応を示すVCや証券会社が増えてきていること、そして消費者が企業を応援する手段として投資家の役割を果たしている時代の変化を踏まえると、寧ろCarstayでも積極的にECFを取り入れることが望ましいのではないかと考えるようになりました。
CarstayがECFを実施する理由
ではなぜ私たちが、今ECFをやることに踏み切ったのか。
お陰さまで4万人を超える会員さまにCarstayを利用いただくようになりました。しかし、中には会員という枠を超えて、イベントに毎回ご参加いただいたり、社内メンバーのようにCarstayを広めて貰ったり、転機があれば都度お祝いをお贈りくださるような、圧倒的に熱量の高い会員さまも一定いらっしゃいました。
そのような会員さまに対して、サービス提供者と利用者という垣根を超えて、より会社に近い存在として、何かCarstayがご一緒できるスキームはないだろうかとずっと考えていました。そこで、社内で協議を重ね、出した結論が「株式投資型クラウドファンディング(ECF)」の実施でした。
ECFを実施することで、会員さまにも投資家として、会社のステークホルダーに加わっていただき、私たちのミッションである「Stay Anywhere, Anytime」の実現を一緒に目指すことができる。
さらにこの機会に、会員さま以外の方で、バンライフに興味がある方も、キャンピングカーが大好きな人たちも、新たにCarstayを応援してくれるパートナーになってくれるかもしれない。
よし、やろう。と、ECFの本格導入を検討し始めたのは今年6月でした。
その直後、ADDress社のニュースが目に飛び込んできました。日本初の「コミュニティラウンド」の実施。まさに同じ目的でECFを大成功されている。そして、これ以上ない表現だなと感じました。
そこで、シェアリングエコノミー界の大先輩として、ADDress社に心からの尊敬の気持ちを持ち、私たちのリリースでも、「コミュニティラウンド」という位置付けでの資金調達を開始する旨を記載し、今回発表しました。
CarstayがECFの先に目指すもの
FUNDINNOの募集ページを見ていただけると分かるのですが、ここまで赤裸々にCarstayの情報が記載されているページはこれが初めてです。
現在の会員数や流通総額、今後の事業戦略や、競合優位性など。上場企業が投資家向けに作成するIR資料のような会社情報が詰まっています。さらに、投資家登録いただくと、過去の財務諸表はもちろんのこと、KPIやキャッシュフローを含む詳細な事業計画まで見ることも可能です。
当初はこれまで非開示としてきた企業情報を公開することに対して抵抗があったのですが、一方で将来的にIPOを目指すスタートアップ企業として、会社のビジョンやサービスなどの定性情報のみならず、しっかり定量情報も開示・報告することが企業の姿勢として望ましいのではないかと考えました。
そして現時点の企業情報を公表した上で、表面的な良いところだけでなく、会社としての課題や事業リスクなどを踏まえても、Carstayを応援したい、支援したいと思って下さるような方々に、パートナーになっていただきたいと考えるに至りました。そのため、ここまで情報を公にする覚悟を決めました。
最後に、私たちCarstayが目指す、「バンライフ」という文化の普及と、「可動産」という新市場を切り拓くという挑戦は壮大です。
常に未来を予測し時代を先取りすることは勿論、いまの社会を前に進めることも合わせて求められる難易度の高いチャレンジだと認識しています。
さらに、シェアリング事業とモビラボ事業という、全くタイプの違う、変数が多い2つの事業を、少数精鋭で運営する組織のため、リソースが潤沢にある訳でもなく、フォーカスし続けなければ前に進むことができません。
それでも、私たちは「誰もが好きな時に、好きな場所で、好きな人と過ごせる世界」の方がいまの世界よりも圧倒的に豊かだと断言できますし、絶対的に正しいと確信しています。
その想い1つでこれまで5年間やってきました。
スタートアップに夢と希望を抱き、そして絶望をも味わってきた私たちだからこそ、辿り着きたい目的地があります。
そんな場所へ、みなさんと一緒に旅が出来たら、そしてそこから見える絶景をともに楽しむことができたら、心から嬉しく思います。
ぜひご支援、応援のほど、よろしくお願いいたします*
オンライン説明会はこちら
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ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました!
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モビラボでの技術職を中心に、エンジニア職・ビジネス職問わず、幅広く採用していますので、少しでもご興味ある方はぜひご連絡頂けたら幸いです!
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2023.09.02