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食わず嫌いをやめてみる
"麦本三歩の好きなもの"という小説がある。ちょっと天然だけど小さな幸せを見逃さない主人公・三歩の日常をユーモアたっぷりに綴った物語。
三歩は好きなものをとにかく愛でる、普通の女の子。きらびやかでは無いけど、繰り返しの日常の中の変化を分かりやすく書いているから、毎日は似ているようで違う日という大事なことを教えてくれる。
今日はそんな三歩の役を表紙で演じた方が語ったこの言葉にハッとさせられたのでご紹介したい。
"自分はこれが好き、だから他は好きじゃないって決めつけちゃうのは絶対もったいないですよね。自分で自分の世界を狭めちゃっている。好きなものって、どんどん増やしていけばいいと思うんです。"by BISH モモコグミカンパニー
この言葉に"あーー!しまった!狭めてたっ!!"と猛烈に反省した。。
これは何にでも言える事だなと思った。
例えば本にしても、その種類やジャンルは数え切れない。僕も物語小説は好きだけれど、実はミステリーの類いをまだ読んだ事がない。というか読んでもないのに"好きじゃないと思う"とすら思ってた。(ただの傲慢笑)
好きなものがあって、それを深く追求していく事はとても素晴らしいと思う。だけれど、それだけにしか興味を持たないのはまた別の話だと感じた。
自分がまだ知らないバンドの曲、読んだ事のないジャンルの本、やった事のないスポーツ。顔は知ってるけど話した事のない知人。
何でもいいから、新しい経験をして、好きをどんどん広げていくことが毎日を少しずつ彩ってくれるのだと思う。そうしたからといって元々好きだった物を失ってしまう訳じゃない。
世界を広げるには好きを増やしていくことが大切なんだなぁと心から思いました。
最後に
"おもしろきこともなき世をおもしろく"
高杉晋作が残したらしいこの言葉もいいですね。
"色々見て、面白くしていこうじゃないの!"と言っているよう。